2019.05.08 Study

京大OGが教える受験対策(暗記のコツ編)

京大OGが教える受験対策(暗記のコツ編)

どの科目を勉強する時にも欠かせないのが暗記。
国語ならば古文単語や漢文の句形、数学だったら公式、英語だったら英単語。
化学や生物、日本史や世界史、地理など、すべての科目に暗記はつきもの。

「覚えるだけだから簡単!」という人もいれば、「暗記はあまり得意じゃない」という人も多いですよね。
一度見ただけで覚えることができたらいいけれど、その時は覚えたと思っていてもあとになると忘れたり……と、なかなか苦労が大きいのも事実。

「覚えるだけ」でテクニックがいらないからこそ、なるべく効率的に、短い時間で暗記したい!
今回は暗記のコツをご紹介します。

人は忘れる生き物

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出典:エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミング

みなさんは、このグラフを見たことはありますか?
これは「エビングハウスの忘却曲線」。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが導き出した理論で、時間の経過とともに人の記憶がどのように変化していくかを示したものです。

エビングハウスは、自ら「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, ...etc)を記憶し、その再生率を調べ、この曲線を導いた。結果は以下のようになった。

20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。

wikipedia より引用

つまり、どれだけ頑張って暗記をしても、1時間後に覚えているのは半分以下。
もちろんこれは「無意味な音節」を用いての実験ですから、公式や単語はもう少し覚えていられると思いますが、それでもやはり時間が経過するとどんどん忘れていってしまうものです。

ではどうやったら覚えられるのか?
私のおすすめは、「一度で覚えようとせず、何回も反復する」方法です。

たとえば、英単語30個を覚えるのに1時間使うとします。
その時は完全に覚えたつもりでも、明日になるといくつかは忘れていますよね?
一度に長い時間を使うよりも、「短い時間を、何回も繰り返す」という方が、実は記憶が定着しやすいんです。

なので、「1時間使って覚える」のではなく、「10分を6回繰り返して覚える」ようにしましょう。
たとえば、朝起きた後の10分、通学時間の10分、昼休憩の10分、放課後の10分、お風呂で半身浴をしながら10分、夜寝る前の10分。
一度で完全に覚えようとする必要はありません。
大事なのは、「繰り返す」ことです。

友達と話しながら覚える

「暗記は一人で集中して行いたい!」と思う人もいるかもしれませんが、私のおすすめは友達と一緒に覚える方法。

「この英単語、響きがおもしろいよね」
「世界史に出てくるこの名前、ちょっと変!」

そんな風に会話をしながら暗記作業をすると、印象に残りやすいため、しっかりと覚えることができるんです。

高校生の頃、定期的に英単語のテストがあったんですが、私はいつもこの方法で高得点をゲットしていました!
暗記は苦手、という人は、ぜひこの方法を試してみてください。

暗記アプリを使う

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出典:単語帳メーカー(GooglePlay)

「単語帳メーカー」というアプリを知っていますか?
こちらはスマートフォンで活用できる単語帳!
覚えたい単語を入力することで、自分のスマートフォンがあっという間に単語帳に!
ゲーム感覚で楽しみながら単語を覚えられるほか、間違えたカードだけを選択して覚え直すことができるのでおすすめです。

いかがでしたか?
勉強には暗記することがたくさん!
今回ご紹介した方法を活用して、効率的に、楽しく単語を覚えましょう。

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