京大OGが教える受験対策(ノートの取り方編)
真面目に授業を聞いているのに、ノートが上手に取れない、うまくまとまらない……。
そんなお悩みありませんか?
「賢い人はノートの取り方も上手!」とよく言われるように、ノートの取り方は成績の向上と密接に関係しています。
重要なのは、あとから見返した際にその授業がどんな内容だったのか分かりやすく書かれていること。
今回はおすすめのノートの取り方をご紹介します。
色を使いすぎない
よく何色ものペンを使ってカラフルにノートを取る人がいますが、あまりたくさん色を使うと、重要なポイントがかえって分かりづらくなってしまいます。
おすすめは、赤と青の2色を使うこと。
赤色は、あとから赤シートで隠すこともできますので、1番重要な箇所を記入する時に使いましょう。
青色は、赤色の次に重要な箇所を記入する時に使うようにしましょう。
そうすることで、あとから見返した時に1番重要なポイントが分かりやすくなります。
余白を作る
あまりぎゅうぎゅう詰めでノートを取ってしまうと、あとから何かを書き足したいと思った時に、書くスペースがなくなってしまいます。
ノートの3分の1くらいのスペースに線を引き、あらかじめ書き足す時のスペースを作っておくとよいでしょう。
たとえば数学だったら、自分の解答とは別の解き方や公式を書いたり、歴史だったら関連する出来事をメモしたり、余白があればそのスペースを有効活用することができます。
付箋を使う
余白を作っても足りなかったり、ちょっとした目印をつけたい場合におすすめなのが付箋。最近では付箋の種類も豊富になっているため、さまざまな用途で使用することができます。
間違えやすいポイントがあればそこに貼り、自信がついたら剥がし、別のポイントに貼ったり……と、何度でも貼り直しができるのがよいところ。
おしゃれな付箋や、自分の好きなキャラクターの付箋があると、楽しく勉強することができますね。
メモリーツリー(マインドマップ)を活用する
メモリーツリー(マインドマップ)とは、重要キーワードを中心に、それと関係するキーワードを連想ゲームのように書き出していき、それらを繋げてツリー状に張り巡らせていくことで暗記効率を数倍向上させるもの。
特に世界史や日本史などの出来事を覚えることに役立ちます。
「日本でこの出来事が起こった時、世界ではどんなことが起きていたのか?」
「どうしてこの革命が起こったのか?」
ということをメモリーツリーで示すことで、出来事を点ではなく線で覚えることができるため、歴史の全体図が理解しやすくなります。
図やイラストを入れる
ただ文字を眺めるより、図やイラストで覚えた方が記憶に残りやすいものです。
地図や年表にまとめたり、自分なりに関係図を書き起こしたりして、「視覚」で理解するようにしましょう。
イラストを描くのが苦手、という人は、教科書の図をコピーして貼るなどして工夫しましょう。
いかがでしたか?
1番重要なのは、「あとから見て分かりやすいように書く」ということ。
ノートをしっかりと取ることで理解度がぐんと上がり、成績の向上に繋がります。
ただ板書を丸写しするのではなく、自分で理解しやすいように丁寧にまとめることを心がけましょう。