2024.09.21 Study

大学の「単位制度」とは?仕組みや単位の取り方について

大学の「単位制度」とは?仕組みや単位の取り方について

大学に関する言葉でよく聞く「単位」。ぼんやりとは分かるけど、よく知らない……。
そんな人が多いのではないでしょうか?今回は大学の基礎となる「単位制度」の仕組みについて説明します。

単位とは

そもそも単位は、一つの科目に対する学習の一定の基準量のことを言います。
高校までは「学年制」と呼ばれる、各学年での教育課程の修了を繰り返すことによって学習していく方式が多かったと思います。
反対に、多くの大学では「単位制」が採用されており、これは授業科目を単位と呼ばれる学習時間数に区分して修得していく方式のこと。

要するに、大学を卒業するためには、授業をしっかりと受けて「単位」を集めることが必要なんです。

大学では1単位あたり45時間の学習を必要とする内容とするのが標準。
この「45時間」の中には、予習・復習の時間も含まれています。

どうやって取るの?

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ほとんどの大学では、「必修科目」と「選択科目」の2種類があり、その中から自分の好きなように時間割を作って、計画的に単位を取れるようにしています。
4年生になると卒業論文や就職活動で忙しくなるため、なるべく早めに単位を集めておくのがいいでしょう。

そして、単位が取れるかどうかは
・授業の出席
・レポートや課題などの提出物
・テストの成績
などによって決まります。

ただ、どれを重視するかは授業を担当する教授によってさまざまで、「出席点を加味しない」という授業もあれば、「毎回出席してレポートもしっかり提出」という授業もあります。

あまり厳しい授業ばかり選択するとあとで大変なことになるので、しっかりと情報を集めて授業を組みましょう。

時間割の組み方も大切

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3年生以降になると就職活動が忙しくなるので、なるべく早めに多くの単位を取っておきましょう。
どの授業を取るのかは大学によってさまざまですが、たとえば筆者の大学では一般共通科目と専門科目がありました。

専門科目の多くは2、3年生にならないと取れないことが多かったので、1年生の時に一般共通科目の単位をすべて取得。
そうすることで、2年生以降の専門科目に力を入れることができました。

特に、専門科目は単位取得の難易度が上がる場合が多いので、簡単に取れる科目はなるべく早く取得した方がよいでしょう。

必修科目を押さえる

ただ「おもしろそう」「簡単そう」という理由だけで授業を選択してはいけません。
大学には必ず単位を取っておかなければいけない「必修科目」があります。
上記したように、大学によっては専門性の高い科目は、2年生以降でしか取れない場合もありますが、入学したらどのようなカリキュラムなのか、どれが必修なのかをしっかり押さえておきましょう。
卒業直前に「この単位、必修なのにまだ取れていない」なんてことがないように!

情報を集める

必修科目をチェックしたら、その他の科目の情報を集めましょう。
受験が終わった直後はやる気がみなぎり、「いろいろな授業をまんべんなく取りたい!」と思うかもしれませんが、勢いに任せてとるのはNG。
大学の授業も高校までとはまったく違います。
たとえば出席点があるもの、テストがレポート形式のもの、単位の取りやすさ……など、授業によってまちまち。
テスト形式ばかりの授業を取ってしまったらテスト勉強が大変になりますし、レポートの量が多いと自分の首を絞めることになります。

授業を詰め込みすぎない

大学は高校までと同じように1〜6時間目まで詰め込む必要はありません。
大学生になったら一人暮らしを始める人もいるでしょうし、アルバイトやサークル活動に精を出す人もいるでしょう。

一人暮らしだと自分のご飯は自分で用意しなければいけませんし、家事の負担が増えた分、授業を詰めこみすぎると忙しくなってしまいます。

スカスカの時間割だと単位がそろいませんが、だからといって詰め込みすぎても、結果的に単位を落としてしまっては元も子もありません。

本当にすべて履修できるか、単位をこぼさないか、自分の性格や生活スタイルを見直しながら考えましょう。

何時間目に授業を入れるか考える

たとえば大学と自宅までの距離が遠い人は、1時間目に授業を入れると早起きをする必要があり、気づけば授業に出なくなった……なんてことも。
「遅刻なんてするわけない」と考える人もいるかもしれませんが、高校までと違い自由度が高い大学ではありがちな失敗。

早起きに不安のある人は、あらかじめ1時間目の授業は入れないようにするのもおすすめです。

また、飛び飛びで授業を入れるのも失敗のポイント。

たとえば1時間目、3時間目、5時間目……といったように空きコマが多いと、時間を持て余してしまいます。

一旦家に帰るとそれきりで、出席しなくなってしまう……なんてこともありがち。

可能な限り授業は詰めるといいでしょう。

必要なのは情報

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大学では、高校までと違って能動的に動かなければなりません。
たとえば、必要書類の提出や講義の登録期限など、今までだったら担任の先生がなんとかしてくれたかもしれませんが、大学では自分でしっかりと把握することが必要になります。

「講義を登録するのを忘れてしまった!」
「授業を休んだ日に課題が出されて、知らなかった!」
なんてことにならないように、日頃からきちんと情報を集めましょう。

どうやって情報をGETするの?

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一番は、先輩に頼ること。
サークルやバイトをしていれば、先輩とのつながりができ、過去問などの情報を手に入れやすくなります。

大学によっては「試験対策委員会」なんてものがあり、学部やサークル内で共有しているところも……。

毎年同じ問題が出る場合もありますし、ちょっとひねった問題が出る場合もあります。

大学のテスト形式はさまざま

通う大学によっても異なりますが、大学のテストは高校までと違って多種多様。
テストの合格は単位取得とイコールのため、単位をそろえるためにはテストに合格する必要があります。

テストの形式は講義によってさまざまで、一概には言えません。
記述式のものもあれば、レジュメやノートの持ち込みが可能なものもあります。

サークルやアルバイトなど、楽しいことがたくさんの大学生活。
楽しむだけじゃなく、単位もしっかり取りましょう!

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