就職活動に役立つとしてよく挙げられる資格の一つが秘書検定。
秘書検定と聞いても、どんな資格なのか想像がつかない人も多いでしょう。
そこで今回は、秘書検定についてまとめてみました。
秘書検定とは?
秘書検定は、文部科学省後援の公益財団法人実務技能検定協会が運営しており、年に3回実施される人気のビジネス系検定試験のこと。
社会人としてのマナーや一般常識、ビジネスマナーなど、幅広い知識が問われます。
秘書検定を取得することで、就職活動や就職後のビジネスシーンでのスキルが向上するといわれているため、特に大学生や若手社会人が、社会人としての基本を身につけるために受験することが多いです。
そのため、大学生にとっては就活でアピールポイントを増やすための助けとなる資格となっています。
級別の難易度は?どの級がおすすめ?
秘書検定は全4つの級があり、それぞれの難易度と合格率は異なります。
3級は合格率約71%、2級は約55%、準1級は約39%、1級は約26%です。
この中でおすすめなのは2級。
2級は、ある程度のビジネスマナーや一般常識が問われるため、大学生や新社会人にとっては目指しやすい級とされています。
2級の勉強時間の目安は約20~70時間で、独学で合格することも可能。
秘書検定の合格基準は各領域で60%以上の点数を取ることが必要なため、しっかりとした勉強計画と参考書を使った学習が求められます。
効率的な勉強方法
秘書検定の合格を目指すためには、しっかりとした学習計画を立てることが大切です。
まず、自分の目標とする級を決め、そのための勉強時間を逆算しましょう。
上記のように、秘書検定2級の合格には独学で20~70時間の勉強が目安とされています。
この時間をどのように分配するかを考え、日々のスケジュールに組み込みましょう。
計画を立てる際には、毎日の学習目標を設定し、進捗を管理することでモチベーションを維持するように心がけましょう。
おすすめの参考書と教材は?
おすすめは早稲田教育出版の「秘書検定 実問題集」シリーズ。
検定唯一の公式過去問題集。
たとえば秘書検定2級 実問題集 2024年度版ですと、第126回(2022年2月)~第131回(2023年11月)に実施された試験問題が収録されています。
各問には「難易度ランク」が付いており、学習の目安になります。
巻末には秘書検定2級の理解すべきポイントが学べる「要点整理」も付いています。
合格のコツはとにかく過去問を解くこと。
過去問を解きつつ、分からなかったところをノートにまとめるなどすれば、合格もそう難しくはありません。
秘書検定は、社会人として必要なマナーやスキルを学ぶのに適した資格であり、就職活動だけでなく社会人になっても役立ちます。
大学在学中に取っておけば、さまざまな面であなたの力になるはず。
ぜひ参考にしてくださいね。