京大OGが教える受験対策(数学編)
知識だけではだめ、センスだけでもだめ……。
それが数学のおそろしいところ。
特に文系志望者は苦手という人が多いのではないでしょうか?
私もそうでした。
国語は得意だったんですが、数学は苦手意識が強く、定期テストではなんとか点は取れるものの、模試ではまったく歯が立たず……。
「私は数学が苦手なんだ……」
そう思っている人、諦めないでください!
私も最初はまったく成績が伸びず、数学が大嫌いだったんです。
でも、毎日こつこつ勉強をしたら、数学の点数がぐんぐん伸びて、模試でもA判定を取れるようになりました!
今回は私が実際に行なっていた数学勉強法をご紹介します。
どの教科でも一番大切なのは基礎
今までの勉強法でも書いてきましたが、どの教科でも基礎が一番大切です。
「時間がない!早く難しい問題を解かなきゃ」と焦る人もいるかもしれませんが、基礎ができていない状態で手当たり次第に問題を解くのは絶対にNG。
ピアノで例えると、楽譜を読めない状態で難易度の高い曲を弾くようなものです。
まずは基礎的な問題を完璧に解けるまで、何度も繰り返しましょう。
この時、もし覚えていない公式があれば、しっかりと覚えるようにしましょう。
基礎的なものはもちろん、少しマイナーなものまで幅広く覚えると、いろいろな場面で役立ちます。
私は夏休みが終わるまでは基礎的な問題集1、2冊を完璧になるまで繰り返し解いていました。
一方で、大学の難易度に合わせた問題も少しずつ数をこなしていました。
基礎がしっかり固まった秋頃からは、本格的に大学のレベルに合わせた問題を多く解き始めました。
もちろん、最初は全然解けずに悔しい思いをたくさんしましたが、「解けないのはあたりまえ!これから解けるようになればいい!」と気楽に考えましょう。
問題を解く時の心構え
数学は多種多様な問題がありますが、その一方で「パターン」を覚えれば解ける問題も多くあります。
そういった意味でも、「同じ問題を繰り返し解く」ことはとても大事です。
ただし、1回ですらすら解けた問題に関しては、もう繰り返し解く必要はありません。
間違えた問題、苦手な問題を重点的に解きましょう。
解けない問題は答えをしっかり見ること
「30分かけても分からない……」
たくさんの問題をこなしていると、こんな難問にあたることもたくさんあります。
もちろん、長時間考えることで思考力はつきますが、その一方で時間がかかってしまいます。
ある程度考えて分からなかったら、解説を見てしまいましょう。
そこで大切なのは、どのような流れで答えを導いたかをしっかり理解することです。
解説を理解したら、もう一度自力で解いてみましょう。
何も見ずに解くことができたら、今度は何日か置いてまた同じ問題を解いてみる、もし解けなかったらまた解説を読んで理解する……。
それを繰り返すことで、しっかりと力をつけることができます。
一見難しそうな問題でも、一度ひらめいたら実は簡単に解けることもあるのが数学という教科。
苦手意識をなくすためにも、こつこつと量をこなしていきましょう!