みなさんは国語の長文を解く時どうしていますか?
「内容が全然理解できない」
「長文を読んでいると時間が足りない」
「どうやって勉強をすればいいか分からない」
そんなお悩みがあると思います。
一見、個人のセンスと思いがちな長文読解ですが、ポイントをしっかり意識すれば点数が伸びる科目でもあります。
今回は長文読解についてお伝えします。
先に設問を見ておく
設問になっている=その文章の重要なテーマとなっていることが多いです。
先に長文を読んでから設問を見て、また長文に戻ると、時間が足りなくなってしまう可能性も。
まず設問を見て「この文章はどういった内容か」「どんなことを問われているのか」を把握してから長文を読んでいきましょう。
重要な主張は繰り返される
難しい小論文や評論は、苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、こういった論文の中に書かれている重要な主張は一つだけのことが多いんです。
たとえば、
①AはBである。
②なぜなら〜〜ということだ。
③たとえば〜〜ということがある。
④よって、AはBである。
というパターンがあります。
これを見たら分かるように、
・重要なことは冒頭に書かれている
・重要な主張を言い換えて繰り返し書かれている
ということが多いです。
すべてにあてはまるわけではありませんが、このことを押さえておけば、評論がぐんと理解しやすくなります。
接続詞に注目する
たとえば、「つまり」「結局」「よって」と書かれていたら、結論や重要な主張がその後に続きます。
「逆に」「しかし」「ですが」「けれど」などの場合だと、今までの説とは別の説が続きます。
あたりまえのことのように感じますが、文章を読む時に逆説には△、「つまり」などには○をつけるなど、マーキングをしながら読むことによって、文章の理解がしやすくなりますよ。
指示語や代名詞をしっかり把握する
接続詞と同じく注目したいのが「これ」「それ」「あれ」や「彼は」「彼女は」などの指示語や代名詞。
一体どれ(誰)のことを言っているのかを意識しながら長文を読んでいきましょう。
これは論文でも小説でも、古文や漢文でも変わりません。
接続詞のようにマークをつけて読み進めるのもおすすめです。
ひたすら問題を解いて慣れる
以上のポイントを押さえたら、あとはひたすら解いていくのみ!
最初は時間を気にせず理解するまで問題を解き、試験が近づいていったら時間内に解き終える練習をしていきましょう。
また、日頃から活字に触れるなどして、読解力を上げるのもおすすめです。
直前に焦らないためにも、こつこつと数をこなしていきましょう。