みなさんは本を読む時は紙媒体でしょうか、それとも電子書籍でしょうか。
近年ますます市場を拡大している「電子書籍」。
最近では漫画アプリなども多数配信され、スマートフォンで本を楽しむ人も増えていますよね。
それでも、生粋の本好きの方にはまだまだ抵抗があると思います。
かくいう筆者も最近までは「断然紙の本!」と思っていました。
しかし、一度電子書籍に手を出したらすっかり電子書籍派に……。
今回は電子書籍のメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
電子書籍のメリット
スペースを取らない
電子書籍の一番のメリットはこちらと言っても過言ではないでしょう。
実家暮らしの時は大きい本棚に漫画や小説をずらりと収納していたほど本好きの筆者ですが、一人暮らしを始めるとどんどん収納スペースがなくなって、本を買うこと自体をためらうほどになってしまいました。
やはり実家とは違い、一人暮らしだと収納スペースが限られてしまいますよね。
しかし、電子書籍ならクラウド上にデータが保存されているので、収納する必要がありません。
本棚がなくなるだけでも居住空間が広くなるので、その分を服などの収納にあてられます。
その場で購入でき、すぐに読める
紙の本だと本屋まで足を運ばなければいけなかったり、通販で購入しても家に届くのを待たなくてはいけませんよね。
しかし、電子書籍はインターネット環境さえあれば1クリックで本を購入することができ、ダウンロードさえすればすぐに読むことができます。
在庫切れの心配がない
せっかく本屋に行ったのにお目当ての本が見つからなかった……という経験はありませんか?
本屋によって仕入の状況も違うので、足を運んでも目的の商品が購入できず、何カ所もまわるはめに……ということもあると思います。
しかし、電子書籍の場合はその心配もありません。
好きな時に好きな本をすぐに入手できるのは、電子書籍の魅力の一つです。
割引セール&ポイント還元がある場合も
2021年4月、DMMブックスで最大100冊70%オフクーポンが配布されたことを御存じでしょうか?
あまりにも反響が大きかったため、予定より早くクーポンが配布終了になってしまったそうなんです。
10万円分の書籍を買っても3万円になるんですから驚きですよね。
また、電子書籍を購入するとポイントがたまったり、クレジットカードで購入したらそのカードのポイントもダブルでたまるので、普通に本屋で紙の本を購入するより実質お得になります。
文字のサイズやフォントが変えられる
「なんだか文字が小さくて読みづらい……」と感じたことはありませんか?
紙の本だと融通がききませんが、文字のサイズを自由に変えられるのも電子書籍のメリット。
それだけでなく明朝体やゴシックなど、自分好みのフォントに変えられる機能があったりするので、より一層本を楽しむことができます。
マーカーがつけられる
「この部分、また読み返したいな」「マーカーをつけたいな」
そう思った時、紙の本だと一度マーカーをつけてしまったらもう取り消せないですよね。
せっかくの本をきれいな状態で保ちたいと思うのは普通のこと。
しかし、電子書籍ならいろんな色で自由にマーカーをつけることができます。
しかも、マーカーをつけた部分を瞬時に開くことも可能。
しおりが複数つけられる
紙の本を読んでいて手元にしおりがなく、どこまで読んだか分からなくなってしまった……なんてことはありませんか?
ですが、電子書籍ならしおりが簡単につけられる上、複数の箇所にしおりを挟むことができるんです。
お気に入りのページにしおりを何カ所も挟むと、あとから見返すのに便利ですよね。
持ち運びに便利
文庫本ならまだしも、単行本の場合は重くてなかなか持ち運びができないですよね。
しかも、「続きを読もう」と思っていても、出かけるときにその本を忘れてしまったら読むことができません。
電車の中や病院などでの待ち時間に、「あ、こんなに長く待つなら本があればよかった」なんて思うこともしばしばあると思います。
しかし、電子書籍ならスマホを開けばすぐに本が読めるので、持ち運びや暇つぶしにも非常に便利です。
電子書籍のデメリット
目が疲れやすい
実際に電子書籍を読んでいて一番感じたことはこれです。
やはりスマホを何時間も目にしているとブルーライトで目に負担がかかってしまいますよね。
電子書籍を読む際は、休憩を多くとるなどして、目の負担を減らすように意識しましょう。
スマホの電池を消耗する・電池切れだと読めない
スマホを起動する時間が長くなると、その分電池の消耗も早いです。
最近ではスマホで音楽を聴いている人も多いのではないでしょうか。
音楽を聴きつつ電子書籍も開きつつ、その上地図アプリまで開くとなると、スマホの電池の消耗が早くなるのは当然のこと。
電池に余裕がある時でないと、電子書籍は楽しめないかもしれません。
電波が悪いと読み込めない時がある
最近では5G回線が普及し始めたとはいえ、まだまだ地下は電波が届かないですよね。
電波の悪いところでは電子書籍が読めずいらいらしてしまうことも……。
それを考えると、紙の本はいつでもどこでも読めるのがメリットですね。
自分がどこまで読んだか分かりづらい
紙の本だと厚さがはっきりと目に見えるので、どのくらいの長さなのか、自分がどこまで読んだのかが分かりやすいですが、電子書籍だとページ数しか分かりません。
「短いと思っていた小説が実はめちゃくちゃ長かった!」なんて驚いたこともしばしば。
もちろん自分が読んでいるページ数は分かるのですが、ページをめくる感覚がいまいちないため、どのあたりまで読み進められたかが分かりづらいです。
いかがでしたか?
今回は電子書籍についてご紹介しました。
収納スペースを考える必要もなくどこでも読めるメリットがある一方、電波次第ですらすら読めなかったり、目が疲れやすいなどのデメリットも。
電子書籍は試し読みができる本も数多くありますので、まずは一度それらをダウンロードしてみて、自分に合うか合わないかを考えてから購入するのがいいかもしれません。