2018.09.12 Study

京大OGが教える受験対策(英語編)

京大OGが教える受験対策(英語編)

「なかなか英単語が覚えられない……」
「日本語を英語に訳す時、どういう単語を使えばいいのか分からない……」

英語に対して苦手意識を持っている人、多いんじゃないですか?
でも、大丈夫!
どれだけ英語の成績が悪くても、基礎からきちんと勉強すれば、点数は上がります!
「勉強が苦手」「どれだけやっても成績が伸びない」という人は、単純に勉強法が間違っているだけ。
いきなり難しい問題ばかり解こうとしていませんか?
とにかくがむしゃらに問題集を解いていませんか?
きちんと基礎を理解していなければ、どれだけ数をこなしてもできるようにはなりません。
今回は、英語の勉強法についてご紹介します。

電子辞書より紙の辞書

英文を読んでいて分からない単語に出会った時、みなさんはどうしていますか?
電子辞書は単語を入力するだけですぐに知りたい情報が出てきてとっても便利ですよね。
「なるほど、こういう意味か!」……と納得して、すぐに画面を閉じていませんか?
電子辞書ももちろんたくさん使っていたけど、私はそれと同時に紙の辞書を使っていました。
なぜって、電子辞書は単語を開いて、すぐに閉じてしまうだけだから。
紙の辞書を使う際には、調べた単語にマーカーを引くようにしていました。
そうしておくと、また時間が経って、単語が分からず辞書を開いた時、その単語にマーカーが引いてあれば、
「あっ、この単語、前にも出てきたんだっけ」
と思い出すことができますよね。
これを繰り返すことによって、「初めて出会う単語」なのか、「何度も繰り返し出てくる単語」なのか分かることができ、何度も出てきた単語を自然と覚えることができるのです。
その一方で、電子辞書ももちろん大事。
電子辞書では正しい発音を聞くことができるので、両方をうまく使いこなすことが、単語を覚えることへの近道となるのです。

文章を読む時は文構造を考えながら

みなさんは、英語を読む時きちんと文構造を理解しながら読んでいますか?
たとえば、

I play tennis.

という簡単なフレーズ。
文構造を考えながら見ていくと、

I=主語=Subject(S)
play=動詞=Verb(V)
tennis=目的語=Object(O)

となります。

私はどれだけ短い文章でも、

I /play/ tennis.
S  V  O

のように、「/」で区切ったり、SVOなどを付け足したりして、きちんと文構造を理解しながら読むようにしていました。
そうすることで、どれだけ長い文章でもすんなり理解できるようになるんです。
がむしゃらに読むのではなく、きちんと文構造を理解して読むくせをつけていきましょう。

文法が苦手な人は、同じ問題集を繰り返し解く

センター試験でも必ず出る、文法の穴埋め問題。
苦手な人、多いんじゃないでしょうか?
どの教科でも言えることですが、何冊も問題集を解くよりは、同じ問題集を何回も繰り返し解く方が効果的です。
どれだけ多く問題集を解いても、理解していなければそれは「やった」とは言えません。
同じ問題を繰り返し解くことで、次に似た問題が出てきた時、確実に解けるようにしておきましょう。
「5冊問題集を解いた!」よりも、
「同じ問題集を5周解いた!」という方が、
絶対に自分の力になります。

リスニングは、とにかく英語を聞く

日頃から本場の英語を聞いていない人にとって、リスニングはなかなか対策がしづらく、苦手意識が強いもの。
私もリスニングは大の苦手でした。
でも、1日10分、「あること」をしたら、リスニングの成績がぐーん!と上がったんです。
それは……
「寝る前に3問、リスニングの問題を解く」
というもの。
「え?たった3問!?」
とびっくりする人がいるかもしれません。
そう、たった3問です。
リスニングが苦手、だけどそんなにリスニング対策にばかり時間をかけられない……。
そんな私は、毎日寝る前にセンター試験形式のリスニング問題を3問だけ解くことにしました。
時間にしたら、きっと10分くらい。
それ以外特に対策は取っていません。
だけど、最終的には10点近くもリスニングの成績が上がるようになったんです。
最近、テレビでも「聞くだけで英語がしゃべれるようになる」なんて教材がはやっていますよね。
きっとこれは、「英語に耳が慣れたから」なんでしょう。
なかなか後回しにしがちなリスニングの勉強ですが、1日10分だけでも勉強する時間を取っておくと、案外すんなりと成績が上がります。

いかがでしたか?
どの教科を勉強する時にも共通することですが、
・基礎をしっかりと固める
・同じ問題集を繰り返す
ことが、成績アップへの近道です。

受験は人生の分岐点。
きちんと勉強をして、悔いのない受験にしましょう!

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