京大OGシリーズ 7月〜9月期の勉強方法
前回は4月〜6月期の勉強方法についてご紹介しましたが、今回は7月〜9月期の勉強についてご紹介したいと思います。
この時期は夏休みもあるため、よりますます受験を意識していくことになります。
毎日の授業に身を入れることはもちろん、模試も増えて自分のレベルが明確になる時期ですよね。
受験がうまくいくかどうかはこの時期の取り組みにかかっていると言っても過言ではありません!
受験生のみなさん、頑張りましょう!
徹底的な基礎固め
「え?まだ基礎固め?」と思うかもしれませんが、この時期はまだまだ基礎固めの時期です。
なぜなら、3年生になっても新しく習うところはまだまだありますよね?
日々の授業もある中ではなかなか基礎固めが思うようにいかないということもあると思います。
4月〜6月は単語や方程式の暗記に集中していたと思いますが、ここからは問題を多めに解いていきましょう。
夏休みの心構え
特に夏休みは集中して勉強に取り組める時間。
塾や学校の補習もあるかもしれませんが、自分のやり方でじっくりと自習もできる貴重な時間です。
しかしその一方で、自由な時間が増えると生活リズムが狂ってしまう可能性も……。
授業がある時は朝早く起きていても、休みだとなかなか起きられなかったり、夜遅くまで起きていたりと、生活リズムが乱れがちですよね。
そうなってしまったら、昼間の集中力が下がり、効率が悪くなってしまいます。
夏休みでも起きる時間と寝る時間は一定にし、昼間に集中して勉強できるように気をつけましょう。
また、毎日がむしゃらに勉強していると、夏休みが終わる頃になって「あの部分をもう少しやればよかった」「問題集を終わらせられなかった」など、後悔が生まれてしまいます。
そうならないためにも、最初にしっかりと科目ごとに目標と計画を立てましょう。
その時に気をつけたいのが、「目標は具体的に立てる」ということ。
「問題集を3周する」
「数学を1日3時間やる」
などといったように、具体的な数字を入れることで、1日に成すべきことが明確になります。
間違えた問題をそのままにしない
勉強をする時に1番大切なのは復習。
この時期は特に模試が増えますよね。
模試は本番に近い問題が出るので、とっても大切なんです。
「模試は難しいから」「自分のレベルではまだ早いから」などといって、模試を受けっぱなしにしていませんか?
この時期、よい結果が出なくてもそれは当然のこと。
むしろ間違えた問題は「今間違えてラッキー!」と思いましょう。
復習をする時は、「なぜ間違えたのか?」をしっかりと分析することが大切です。
数学だったら、必ず解き方にはパターンがあります。
たくさん問題をこなしていけば、復習をする時に、「この解き方、前にも見たことがある!」と思う瞬間が必ずあるはず。
英語だったら、「この英単語、前にも見たことがある!」となるはずです。
・「なぜ間違えたのか」を明確にする。
・間違えた問題は、間違えないようになるまで繰り返し解く。
この2つを繰り返すことで、苦手な問題を克服することができます。
夏休み明けからは応用問題も
夏休みに基礎を固めたら、9月からは応用問題もしっかり解いていきましょう。
応用問題は、基礎さえ分かっていれば以前よりも解きやすくなっているはずです。
ここでも壁にぶつかるかもしれませんが、「ひたすら問題を解く→間違ったらできるようになるまで復習」を徹底的に繰り返し、冬に向けて頑張っていきましょう。
受験生にとって、7月からは勝負の時期。
入試直前に焦らないためにも、苦手克服・基礎固めに努めましょう。