2020.10.10 Study

京大OGシリーズ 暗記のコツ

京大OGシリーズ 暗記のコツ

勉強は暗記をすることが非常に多いですよね。
元素記号や方程式、世界史や日本史、英単語、古文単語……勉強はほぼ暗記といっても過言ではありません。
何事も一度で覚えられたら楽なのでしょうが、なかなかそうはいかないのが辛いところ。
今回は暗記のコツをご紹介します。

人間は忘れるようにできている

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出典:学校や塾で使われる忘却曲線は間違ってる。|オンライン講師ブログ

「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか?
簡単に言うと、これは覚えたことをどれくらいの速さで忘れてしまうかを示したグラフです。
エビングハウスの実験によると、人は覚えたことを20分後には42%、1時間後には56%、そして1日後には66%忘れるそうです。
ただ、彼の実験は「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節を記憶するものなので、勉強等の意味のある単語の記憶に関しては、もう少し記憶できるかと思います。
このグラフを見ると、どれだけ時間をかけて暗記をしても、復習しなければ定着しないことが分かります。
冒頭で言った「一度で暗記する」ことは理想的ですが、人間の性質上、それはなかなか難しいんですね……。

一度で全部覚えようとしない

ではどうしたら記憶を定着させることができるのか。
それは、復習の回数を増やすことです。
勉強をしているとどうしても一度で全てを覚えようと努力しがちですが、どれだけ時間をかけても何かしら抜けが発生します。
覚えきれない箇所があっても、そこに時間をかけすぎずにどんどん次に進みましょう。

五感を使って覚える

ただ机に向かってじっとしているだけでは、なかなか覚えられません。
そんな時は書いたり、声に出したり、体を動かしながら覚えましょう。
小学生の頃、宿題で何回も漢字を書かされた経験はありませんか?
あのように手を動かせば定着力は上がりますが、デメリットは少々時間がかかる点。
そんな時は、声に出して覚えたり、体を動かすのもおすすめです。

友達と話しながら覚えたり、「すいへいりーべ」の歌で元素記号を覚えると、なぜだかあっさり覚えられてしまう……ということはありませんでしたか?
一人で静かに教科書とにらめっこしているよりは、人と会話をしながら覚えると定着しやすいです。

また、筋トレやラジオ体操をしながら覚えるのも、情報が体の動きと連動するので覚えやすくなります。

関連する情報は同時に覚える

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出典:ドラゴン桜勉強法⑩ メモリーツリーはこうして完成させる!編

「メモリーツリー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
漫画「ドラゴン桜」でも紹介され有名になった記憶法で、一つのことについて関連する言葉を線で結ぶことにより、記憶しやすくなるというものです。
一つ一つ独立して覚えると時間がかかりますが、このように関連した情報を一気に覚えると地続きのものとして暗記することができるので、覚えやすくなりますよ。

また、色ペンを使ったり、絵を描いたりするのもおすすすめです。
単なるモノクロの情報よりは視覚情報をフルに使うことができるので、覚えが早くなります。

いかがでしたか?
苦手な人にとって、暗記はとても苦痛ですよね。
ですが、ちょっとコツをつかむだけで、暗記が数倍楽になりますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

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