英語検定や漢字検定、秘書検定やビジネス文書検定など、日本にはさまざまな種類の検定がありますよね。
みなさんは、「京都検定」をご存知でしょうか?
日本文化や京都が好きな人必見のこの検定は、合格するとさまざまなサービスが受けられるんです。
今回は京都検定についてご紹介します。
京都検定とは?
京都検定は、その名の通り京都に関する検定のことです。主催は京都商工会議所で、2004年からスタートしました。
毎年受験者は6,000〜7,000人ほどで、観光サービス業に携わる人や歴史や文化が好きな人まで、あらゆる世代の人が受験しています。
どんな問題が出るの?
京都検定に出題される問題は、主に公式テキストブック「新版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」から出題されます。
【3級】公式テキストの中から90%以上を出題
【2級】公式テキストの中から70%以上を出題
【1級】公式テキストに準拠して出題
出題範囲は歴史、史跡、神社・寺院、建築・庭園・美術、伝統工芸、伝統文化、花街、祭と行事、京料理、京菓子、ならわし、ことばと伝説、地名、自然、観光 等、京都に関すること全般。
これに加えて毎年各級に「公開テーマ問題」が各級10問出題されます。
各級の難易度は?
京都検定には1〜3級があります。
各級の難易度と合格率について、公式サイトは以下のように示されています。
【3級】 合格率66.7%(第15回)
京都の歴史・文化などについて基本的な知識レベル。
マークシート 四者択一100問 70%以上の正解をもって合格。
公式テキストの中から90%以上が出題。
京都検定 より引用
【2級】合格率47.3%(第15回)
京都の歴史・文化などについてやや高度な知識レベル。
マークシート 四者択一100問 70%以上の正解をもって合格。
公式テキストの中から70%以上が出題。
京都検定 より引用
【1級】合格率13.4%(第15回)
記述式で小論文あり。公式テキストに準拠して出題。
京都の歴史・文化などについて高度な知識レベル(2級合格者のみ受験資格がある)
記述式 語句・穴埋め等問題60問以内および小論文5問以内
京都検定 より引用
記述式・小論文式で合わせて80%以上の正解をもって1級合格 /70%以上80%未満の正解をもって準1級に認定
3級は毎年半数ほどが合格していますが、1級となると記述も加わり、かなり難易度が高くなっています。
勉強時間の取れない人や、京都の知識に自信がない人は、まずは3級から取得することをお勧めします。
合格するとどうなるの?
京都検定に合格された人には、級ごとに合格証がもらえます。
この合格証を提示すると、以下のようなサービスを受けることができます。
・京都の博物館や美術館などの文化施設の入場無料やプレゼント・割引サービス
・近隣ホテルの利用割引や、納涼床をはじめとした飲食店の割引サービス
その他に、各級の満点・最高得点合格者への表彰制度や、G-1グランプリ(3級団体受験表彰制度)、1級複数回合格者への「京都検定マイスターバッジ」の贈呈など、多数の特典があります。
どうやって受けるの?
受験地:東京、京都
受験日:毎年12月(年1回)
受験料:3級…3,300円 2級…4,400円 1級…6,600円(個人受験の場合)
京都検定の受験地は京都と東京の2ヶ所で、申し込み時にどちらかを選択できます。
申込開始日は例年9月、受験日は12月となっていますが、詳細は公式ホームページで必ず確認してください。
個人受験の場合は、インターネットやコンビニ端末、郵便局や書店で申し込むことができます。
過去問にチャレンジ!
では腕試しに、京都検定3級の過去問にチャレンジしてみましょう。
Q1.京都五山送り火が行われるのはいつか。
(ア)8 月5 日
(イ)8 月15日
(ウ)8 月16日
(エ)8 月23日
答え:(ウ)
京都検定 より引用
Q2.今宮神社のやすらい祭の名物として古くから知られ、今でも門前で売られて厄病を祓うといわれる餅は何か。
(ア)うぶ餅
(イ)稚児餅
(ウ)あぶり餅
(エ)鎌餅
答え:(ウ)京都検定 より引用
Q3.京の俗諺で、一大決心することを「( )の舞台から飛び降りる」という。
(ア)御室
(イ)清水
(ウ)高雄
(エ)黒谷
答え:(イ)
京都検定 より引用
いかがでしょうか?
京都に関する知識がぐっと深まる京都検定、みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね。