旅行、留学、ワーキングホリデーなどで海外に行った時、日本語が通じる場所は多くありません。
それに、せっかくの機会なので、普段できない経験を少ししてみたいとは思いませんか?
英語を使って現地の人と話すのはちょっぴり勇気がいりますが、話してみるととっても楽しいですよ!
そして意外にも、中学生・高校生のときに授業で習った表現が役に立つんです。
その表現をおさらいしてみましょう。
あいさつ
まずはとても大切なあいさつ。海外ではフレンドリーな方が多く、スーパーのレジの店員さんも友達のように話しかけてくれます。
A “Hello. How are you?”
B “I’m fine, thank you. And you?”
A “I’m great, thanks.”
A「こんにちは。お元気ですか?」
B「元気です、ありがとう。あなたは?」
A「とっても元気です、ありがとう。」
出会った時は必ずと言っていいほどこのやりとりがあります。
もちろん、この後に会話が続くこともあります。
観光として行く場合は、「どこから来たの?」などと聞かれるかもしれませんね。
また、別れる時もとてもフレンドリーです。
A “Have a nice day.”
B “Thank you. You, too.”
A “Thanks, bye.”
A「良い1日を。」
B「ありがとう。あなたもね。」
A「ありがとう、じゃあ。」
このように、買い物に出かけただけで、英語で会話ができてしまいます。日本のスーパーで買い物をする時を思い浮かべると、かなり違いますよね。
ぜひこのちょっとした日常会話を楽しんでください。
知っておくと便利な英文
イギリス英語ではあいさつで“Are you alright?”を使います。
短縮形として”You alright?” “Alright?”と、とても早口で聞かれると思います。
直訳すると「大丈夫ですか?」になりますし、言うスピードやイントネーションによっては実際に大丈夫か聞いてくれています。
しかし、あいさつでこの表現を使うときは”How are you?”と同じで「元気ですか?」という意味になるんです!
“Are”から始まる質問なので”Yes/No.“で答えるのが自然です。
”Yeah, I’m fine.”などと返事をしましょう。
場所を尋ねる
観光をする時、目的地はたくさんありますよね。事前に調べておいても、道がわからなくなってしまうこともあるでしょう。
そういう時はやはり現地の人に聞くのが一番確実です。旅行中は、知らない人に自分から話しかけて尋ねる、という機会がたくさんあります。
そこで、疑問文を作るときの疑問詞“5W1H“を覚えていますか?
5W1H=When/Where/Who/What/Why/How
道を尋ねるとき、特に使うのは「どこ」の“where”と「どうやって」の”how”です。
例えば、駅に行きたいとしましょう。
“Excuse me. Where is the station?”
「すみません。駅はどこですか?」
“Where is〈場所〉“で「〈場所〉はどこですか?」となります。
しかし、知らない人に突然こう尋ねられたら驚いてしまいますよね。日本でも、誰かに話しかける時は「すみません」とワンクッション入れると思います。
英語でも同じように”Excuse me.”と話しかけてから本題に入るようにしましょう。
さらに、丁寧な言葉遣いで尋ねると印象が良くなります。
“Could you tell me the how to get to the station?”
「駅までどうやって行くか教えていただけませんか?」
いくら海外の人がフレンドリーでも、人にものを頼む態度と言葉遣いは意識した方が良いですよね。
知っておくと便利な英文
道以上に聞きたい場所はお手洗いではないでしょうか?
トイレを指す単語がたくさんあるのはご存じでしたか?
まず「トイレ」に一番近い発音の"toilet“は場所というよりは便器自体を指すという印象が強いので、もちろん通じますがあまり使わないようにしましょう。
丁寧な表現としては”restroom”が間違いありません。”Where can I find the restroom?”「お手洗いはどこに行けば見つけられますか?」
こういう文ならば唐突過ぎず、丁寧すぎない聞き方になると思います。
また、”washroom” ”bathroom”という表現も使います。「洗う為の部屋」や「浴室」とも訳すことのできる単語なので、洗面台とトイレと風呂が同じ空間にあることが多い海外では、これがトイレを指すことにもなります。
特に家のトイレを借りるときなどに “May I use the washroom?”「お手洗いを借りてもよろしいですか?」と使うと良いでしょう。
飛行機の中などで見る”lavatory”とは主に「公衆トイレ」を指します。
実はスラングなど、まだまだお手洗いを表現する単語はたくさんあります。
興味があったら調べてみると面白いかもしれませんよ。
今回は海外で役に立つ英語の表現を少しご紹介しました。英語の授業を思い出しましたか?ぜひこれを参考にして、海外で英語の会話を楽しんでください!