花火大会に夏祭り、海やプールにバーベキュー……。
楽しみが多い夏休みですが、受験生にとってはがっつりと勉強に打ち込むことができる勝負の時期!
夏休みだからといって遊んでばかりいると、受験直前で焦ることになります。
授業がない分、今まで習ったところをしっかり復習するチャンス。
今回は夏休みの勉強法についてご紹介します。
生活リズムを整える
夏休みで自由な時間が増えると、一つ心配になるのが生活リズム。
授業がある時は朝早く起きていても、休みだとなかなか起きれなかったり、夜遅くまで起きていたりと、生活リズムが乱れがちですよね。
そうなってしまったら、昼間の集中力が下がり、効率が悪くなってしまいます。
夏休みでも起きる時間と寝る時間は一定にし、昼間に集中して勉強できるように気をつけましょう。
目標と計画を立てる
毎日がむしゃらに勉強していると、夏休みが終わる頃になって「あの部分をもう少しやればよかった」「問題集を終わらせられなかった」など、後悔が生まれてしまいます。
そうならないためにも、最初にしっかりと科目ごとに目標と計画を立てましょう。
その時に気をつけたいのが、「目標は具体的に立てる」ということ。
「問題集を3周する」
「数学を1日3時間やる」
などといったように、具体的な数字を入れることで、1日に成すべきことが明確になります。
何と言っても基礎固め
夏休みに1番やってほしいのは、基礎。
基礎といっても「英単語ばかり勉強する」とか「計算式をひたすら覚える」というわけではありません。
もちろん、単語力などは問題を解く上でとっても大切です。
しかし、そればかりに時間を割いてしまっては、成績はなかなか上がりません。
単語などの暗記物に関しては、
・通学中などの隙間時間を使って覚える
・問題を解く上で単語帳を確認する
この二つを意識するようにしましょう。
では、夏休みには何を勉強すればいいのか?
私が受験時代に行ったことはただ一つ。
・問題集を何回も繰り返し解くこと。
これだけです。
もちろん、いきなり志望校の過去問を解いてはいけません。
解くべきなのは、応用問題ではなく基礎的な問題――たとえば数学なら「チャート」のような問題集を繰り返し解きます。
大切なのは、間違えた問題をそのままにしないこと。
復習をする時は、「なぜ間違えたのか?」をしっかりと分析することが大切です。
数学だったら、必ず解き方にはパターンがあります。
たくさん問題をこなしていけば、復習をする時に、「この解き方、前にも見たことがある!」と思う瞬間が必ずあるはず。
英語だったら、「この英単語、前にも見たことがある!」となるはずです。
・「なぜ間違えたのか」を明確にする。
・間違えた問題は、間違えないようになるまで繰り返し解く。
この2つを繰り返すことで、苦手な問題を克服することができます。
受験生にとって、夏休みは勝負の時期。
入試直前に焦らないためにも、苦手克服・基礎固めに努めましょう。