由緒正しい歴史ある街・京都。
大学進学をきっかけに京都に住み始める学生さんも多いと思います。
京都にはさまざまなお正月行事がたくさん。
上賀茂神社で行われる白馬総覧神事や下鴨神社の蹴鞠始めなど、日本の歴史を感じられるさまざまな行事があります。
せっかく京都にいるのなら、伝統行事を見てみたいもの。
そこで今回は法住寺で行われる大根焚きをご紹介します。
大根焚きって?
大根焚き(だいこだき)は、京都で冬季に行われる歳時記、年中行事のこと。
寺院などで大根を煮たものを参拝者に振る舞い、仏前に供える行事を指します。
由来や意味合いは寺院により異なっていますが、冬季に大根を煮て振る舞う点が共通しています。
振る舞われる大根料理も寺院によってさまざま。
塩で煮込んだだけのものから、油揚げと共に醤油で煮込んだもの、煮込む前に大根に梵字を入れるものなどいろいろです。
12月に行われる場合が多いですが、1月や2月に行われるものも。
妙満寺、千本釈迦堂、了徳寺などで行われていますが、今回は法住寺に行ってきました。
法住寺
法住寺は、三十三間堂のすぐ近くにあるお寺。
永祚元年(989)に藤原為光公が創立したことに始まります。
寛和元年(985)の6月になくなられた夫人と、同年七月になくなられた息女忯子の菩提をとむらうためでした。
法住寺の大根焚きは1月15日に近い日曜日に行われます。
この日は三十三間堂で通し矢が行われており、周囲も賑わいを見せていました。
大根焚き/1椀1000円・護摩木(ごまき)1本付き
受付で1,000円を奉納し、護摩木(ごまき)をもらいます。
護摩木には「お願い、名前、数え年」を書いて奉納します。
お正月らしく「無病息災」と書いて奉納しました。
こちらが大根。
薄味ですが、味がしみていてとってもおいしいです。
朝早い時間でしたが、境内は大根をいただく人たちで賑わっていました。
大きな行事も魅力的ですが、こうして静かに大根をいただくお正月もいいものです。
不動護摩供
午前10時/正午/午後2時には、不動護摩供が行われます。
護摩供とは、壇の爐中に供物を投じて燃え盛る浄火によって煩悩を焼き払い、供物の香りを諸尊に供えることで福をもたらす修法のこと。
こちらは牛王牘(ごおうふだ)。
護摩供・法要後に、各50枚限定で参拝者に授与されます。
また、この日は後白河法皇御尊像の特別御開扉も行われます。
普段は閉まっているお扉が特別にこの日のみ開かれるので、ぜひ行ってみてくださいね。
いかがでしたか?
京都には楽しい行事がたくさん。
歴史ある街で、ぜひ京都の歴史を感じてくださいね。
- 法住寺
- 住所:東山区三十三間堂廻り655
- 【アクセス】市バス100・206・208「博物館三十三間堂前」
- 【料金】1椀1,000円 護摩木1本付
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