みなさんは七草粥って食べたことありますか?
「毎年食べている!」という人もいれば「全然食べない……」という人もいますよね。
今回は七草粥が食べられる冬の風物詩・上賀茂神社の白馬奏覧神事(はくばそうらんじんじ)をご紹介します。
そもそも七草粥って?
七草粥はその一年の無病息災を願って1月7日に食べるお粥。正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休めるためとも言われています。
ちなみに、春の七草は以下のとおり。
・芹 (セリ )
・薺 (ナズナ )
・御形 (おぎょう,ごぎょう。ハハコグサ )
・はこべら (ハコベ )
・仏座 (ほとけのざ。現在のコオニタビラコ )
・菘 (すずな。カブ )
・蘿葡 (すずしろ。ダイコン )
延喜年間 (10世紀頃) から朝廷で儀式化し,それが民間でも今日まで伝えられてきたんだそう。
上賀茂神社ってどんな神社?
上賀茂神社(正式名称:賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ))は、世界文化遺産に登録され、山城国の豪族であった賀茂氏の氏神を祀る京都最古の歴史を持つ神社。
古くより皇族はもとより貴族、武家のお参りが続き、現在も多くの人々に崇敬されています。
御神徳は厄除・開運・必勝・雷除・方除・八方除・災難除・電気産業守護。
パワースポットとしても人気を博しています。
白馬奏覧神事って?
白馬奏覧神事とは、1月7日に上賀茂神社で行われる冬の風物詩。年始に白馬(青馬)を見ると1年の邪気が祓われるという故事に則った宮中儀式である白馬節会(あおうまのせちえ)を起源にしています。
当日は神前に七草粥を添え、神馬を曳いて大豆を与える儀式が行われます。
こちらが神馬!
神馬というだけあって、その毛並みの美しいこと!「神馬を見ると邪気が祓われる」というのもうなずけます。
この神馬を一目見ようと、多くの参拝客が押し寄せます。
神馬は10時、12時、13時、14時、15時にも見ることができます。
自然の味がおいしい!七草粥
上賀茂神社婦人会のご奉仕による七草粥は、ニノ鳥居前でいただくことができます。(1食500円)
限定500杯のため、七草粥を求めて朝からずらりと人が並びます。
自然本来の味がぎゅっと沁みていて、胃に優しい七草粥。食べると体の芯からあったまるので、寒い冬には最適です。
お正月といえば初詣ですが、京都の神社はどこも混雑していて、行ったら疲れてしまった……なんて声も。
初詣もいいですが、今年は1月7日に七草粥を食べて、1年の健康を願いませんか?
- 上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
- 電話番号:075-781-0011
- 住所:北区上賀茂本山339
- 市バス・京都バス「上賀茂神社前」下車すぐ。地下鉄「北大路」「北山」駅より車で約5分。
- 市バス上賀茂・御薗橋より徒歩5分
- 公式HP:http://www.kamigamojinja.jp/index.html