京都の桜の名所というと、どこを思い浮かべますか?
清水寺や高台寺、東寺や醍醐寺など、京都には名所と呼ばれる場所がたくさんありますよね。
特に大学進学などで初めて京都にやってきた人は、どこにお花見に行こうか悩んでしまうのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、「原谷苑」という場所。
「桜の楽園」とも呼ばれ、テレビでも特集が組まれるなど、年々注目が集まっている場所です。
一度足を延ばしたら、その美しさにきっと息をのむこと間違いなし!
今回は、知る人ぞ知る桜の名所・原谷苑をご紹介します。
京都駅から約30分
原谷苑は、金閣寺や龍安寺よりさらに北に位置します。地下鉄北大路駅やJR円町駅よりタクシーで約10分、京都駅からだと30分ほどかかります。
少し遠いと思うかもしれませんが、それだけ時間をかけて行く価値のある場所です!
原谷苑は北山杉などの木材を取り扱う村岩農園所有の桜苑。
花を愛した村岩二代目が景色のよい丘を選び、数百本の桜やもみじをはじめ、数十種類の樹木を植樹したことに始まります。
当初は身内だけで花見を楽しんでいたそうですが、人伝に評判が広がり、現在では桜や梅、紅葉の時期だけ一般公開するようになりました。
広大な苑内は、なんと約4000坪!
ソメイヨシノやしだれ桜、山桜など、約20種400本の桜が植えられています。
見頃は例年3月下旬から4月下旬。
桜を中心に椿、日向みずき、吉野つつじ、あせび、雪柳など、さまざまな種類の花が咲き誇ります。
京都市内の桜が満開の頃には、早咲きのしだれ桜が満開となり、遅咲きで有名な御室桜が終わった頃でも、八重紅しだれ桜や黄桜、緑桜、牡丹桜、普賢桜、菊桜など、多くの桜を楽しむことができます。
カラフルな花々に溢れた景色はまさに絶景で、「楽園」と呼ぶのにふさわしい場所です!
食事処もあり
苑内には「青山荘」と呼ばれる食事処があります。
事前に予約をしておけば、座敷に座って窓一面に溢れる桜を眺めながら幕の内弁当を楽しむことができますよ。
おいしいお弁当を食べながら桜を鑑賞するのも、また風情がありますよね。
予約をしていない場合でも、売店でドリンクとお弁当を購入し、床几席(しょうぎせき)でいただくことも可能です。
雨が降った場合、こちらの席は利用できませんのでご注意ください!
入苑料は変動制
原谷苑のおもしろいところは、花の咲き具合によって入苑料が変動するところ。梅やもみじの時期は無料で入苑できますが、桜のピーク時には1500円になります。
1500円と聞くと高く感じるかもしれませんが、それだけ桜が美しく咲き誇っているということです。苑内の様子はフェイスブックやツイッターでも発信しているそうですので、事前にチェックしてから行くことをおすすめします。
いかがでしたか?
京都には桜の名所がたくさんあります。
少しアクセスはしづらいですが、「桜の楽園」とも呼ばれる原谷苑はまさに圧巻。
京都でお花見をする際は、ぜひ候補に入れてみてくださいね。
- 青山荘
- 住所:〒603-8487 京都府京都市北区大北山原谷乾町36
- TEL:075-461-2924 お弁当予約専用ダイヤル
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