気温がぐっと下がってくると、今年もいよいよ終わりという感じがしますよね。
みなさんはどんな1年を過ごしましたでしょうか?
年末はより日本の伝統を感じられる時期。
京都にはさまざまな伝統行事がありますが、みなさんはどのくらい知っていますか?
今回は年末に開催されるさまざまな行事をご紹介します。
大根焚き
親鸞聖人が法然上人の遺跡を訪ねて鳴滝を訪れた時、里人が大根を煮て捧げたことに始まるとされています。
当日は三つのかまどに大鍋をかけ青首大根を煮込んでふるまいます。中風除けとしてご利益があります。
開催場所:千本釈迦堂、了徳寺など
針供養
使い古した針を納めて供養し、針に感謝する祭。供養祭が行われ、針神社では裁縫・手芸上達のお礼が授与されます。西京区にある法輪寺では2月8日にも行われ、甘酒の接待などが行われます。
開催場所:針神社、法輪寺
終い金比羅
安井金比羅宮で12月10日に行われる行事。この日から初金比羅の翌年1月10日まで、新穀感謝祭に備えられた稲宝来が社頭で参拝者に授与されます。
開催場所:安井金比羅宮
空也踊躍念仏
12月13日〜31日の期間中毎日、日暮れ時から念仏踊りが奉納されます。「かくれ念仏」ともいい、951年に京都で疫病が流行した際、空也常任がその救済を願って始めたと伝えられています。(31日は非公開)
開催場所:六波羅蜜寺
義士会法要
法住寺には忠臣蔵で有名な赤穂浪士の大石内蔵助が祈願をした身代わり不動が祀られています。12月14日は島原の太夫道中や舞妓の点前による茶会、討ち入りそばの接待などが行われます。
開催場所:法住寺
山科義士祭
同じく12月14日に行われる行事。
山科区民が赤穂四十七士に扮して、毘沙門堂から瑞光院・山科区役所・岩屋寺と義士列を組んで、大石内蔵助を祀る大石神社まで練り歩きます。
開催場所:山科区一体
お煤払い
1年間たまった埃を、僧と奉仕の門徒が集まって、早朝から仏と宗祖に報恩と感謝を込めて煤を払います。
開催場所:西本願寺、東本願寺
終い弘法
弘法大師空海の月命日である21日に毎月行われる行事。
「弘法さん」として親しまれる市の、1年最後の縁日を「終い弘法」と呼びます。例月より多くの露店げ境内に立ち並ぶ、師走の風物詩です。
開催場所:東寺
かぼちゃ供養
境内に大きなかぼちゃが飾られ、1年の無病息災を祈願します。冬至の日にかぼちゃを食べると中風除けや諸病退散になるといわれていたことから、参拝者にかぼちゃを接待します。
開催場所:矢田寺
終い天神
祭神菅原道真の縁日である25日に毎月行われる「天神さん」として親しまれる市の、1年最後の縁日を「終い天神」と呼びます。
例月より多くの露店が境内に立ち並びます。
開催場所:北野天満宮
をけら参り
「をけら火」を火縄に点火し、消えないように回しながら持ち帰り、神前の灯明や、正月の雑煮を炊く時の火種として、1年の無病息災を願う伝統的な催事です。
開催場所:八坂神社
京都の伝統行事、みなさんはいくつ知っていましたか?
今年は新型コロナウィルスの影響で開催されないものもありますので、しっかりと事前にチェックしてから行くようにしてくださいね。
まだまだ油断ならない感染状況が続いていますが、感染対策をしっかりとして、楽しく行事に参加しましょう。
他にも行事はありますので、こちらのHPを参考にしてくださいね。