普段生活していると、なかなか芸術に触れる機会ってありませんよね。
美術館はオールシーズン、天気に関係なく楽しめるお出かけスポット。
今回はそんな美術館をご紹介します。

京都国立近代美術館

平安神宮の鳥居が目の前にある美術館。近現代の美術工芸品を中心に、日本画や洋画、河井寛治郎の陶芸作品のほか、写真コレクション、版画コレクションなど、合計は約12,000点におよび、コレクション・ギャラリーにおいて年間約5回の展示替えにより随時公開しています。
また、横山大観展やゴッホ展などの特別展を年４～６回開催している、全国でもトップクラスの人気を誇る美術館です。

京都市美術館

京都国立近代美術館の目の前にある京都市美術館は、別館とあわせて10,000平方メートルを超える広さを持ち、市主催の公募展や国内、海外の特別展などを行なっています。
収蔵品は明治以降、1990年頃にまで至る、京都を中心とした日本の近・現代美術（日本画、洋画、工芸作品など）を中心に約3,000点。
また、文化活動の一環として、美術に対する教養を深めたり、新たな視点を見つけるための美術講座やギャラリートークを行う市民美術講座や体験型講座を実施しています。
現在（2018年）本館は建て替え工事のため閉店中ですが、2019年度中にリニューアルオープンする予定です。
生まれ変わった京都市美術館に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう？

相国寺承天閣美術館

臨済宗相国寺派の総本山・相国寺の境内にある美術館。
相国寺は伊藤若冲ゆかりの寺院であるため、伊藤若冲の作品で有名ですが、千利休などとも関係が深いこともあり、茶道関連も充実。
第一展示室には、鹿苑寺境内に建つ金森宗和造と伝えられる「夕佳亭（せっかてい）」を復元、第二展示室には近世京都画壇の奇才、伊藤若冲による水墨画の傑作である重要文化財「鹿苑寺大書院障壁画」の一部を移設しており、古刹の境内の静謐な空間で、間近に作品を鑑賞できます。

大阪市立美術館

天王寺公園の一角にある美術館。常設展示では、日本、中国の絵画・彫刻・工芸など約8000件を超える収蔵品と、社寺などから寄託された作品を随時陳列しています。国宝や重要文化財に指定された作品も多く、地下にある展覧会室では、常時様々な美術団体が主催する展覧会を開催しています。

国立国際美術館

2004年秋、大阪の中之島にリニューアルオープンした、現代美術を収集・展示する博物館。
もともとは、1970年万国博覧会開催のときに建設された万国博美術館を利用し、30余年にわたって国内外の作品を収集・保管・展示を行っていましたが、老朽化を機に現在の博物館がつくられました。毎月さまざまな展示会を開催したり、講演会、シンポジウム、ギャラリートークなども常時行っています。また、小学生を対象とした「こどもびじゅつあー」では、作品の前で美術館スタッフたちと一緒にお話ししながら、1時間に2～3点の作品をじっくりと鑑賞できます。
地下1階は入場無料のフリースペースになっており、多くの人で賑わいます。

いかがでしたか？
さまざまな展示会を開催している美術館。ゆっくりと芸術に触れてみると、新しい価値観に出会うことができますよ！
ぜひ一度足を運んでみては？