ひとり暮らしを始めるまで、自分で洗濯をしたことがない!という人、意外と多いんじゃないでしょうか?
「洗濯機のボタンを押すだけでしょ?」と思うかもしれませんが、何でもかんでも洗濯機に入れればいいというものではありません。
洗濯表示を確認して、正しい洗濯方法を行わないと、お気に入りの服が伸びてしまうことも……。
一見ややこしそうな洗濯表示ですが、覚えてしまえば簡単。
今回は洗濯表示の見方についてご紹介します。
洗濯表示は、以下の6つに分かれます。
・家庭での洗い方について
・漂白の使用について
・タンブル乾燥について
・自然乾燥について
・アイロン仕上げについて
・クリーニング店での洗い方について
家庭での洗い方について
家庭での洗い方については、以下のマークで表します。家庭での洗い方については、以下のマークで表します。
表示されている数字は温度。
「30℃以下の洗濯温度で洗える」という意味です。
そしてマークの下に線(―)がついている場合があります。
これは水流の強さを表していて、線があるほど力の加減を弱くすることを示しています。
液温は40℃を限度とし、手洗いができます。
家庭での洗濯はできません。
漂白の使用について
漂白の使用については三角マークで表します。
塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白ができます。
酸素系漂白剤の使用はできるが塩素系漂白剤は使用できません。
塩素系及び酸素系漂白剤の使用はできません。
タンブル乾燥について
タンブル乾燥とは、タンブラー(回転)乾燥機による乾燥のことです。コインランドリーや家庭用の乾燥機、洗濯機の乾燥機能も含みます。
80℃までのタンブル乾燥ができます。
60℃までのタンブル乾燥ができます。
タンブル乾燥はできません。
自然乾燥について
洗濯物を干す時、衣類によって干し方があるのをご存知ですか?
・つり干し……物干しざおなどにかけて干す方法。
・平干し……平らな場所に広げて干す方法。
・ぬれ干し……洗濯機による脱水や、手でねじり絞りをしないで干す方法。
・陰干し……日光による日焼け・色あせが心配なものを、直射日光を避けて干す方法。
乾燥の洗濯表示は以下になります。
つり干し
日陰のつり干し
ぬれつり干し
日陰のぬれつり干し
平干し
日陰の平干し
ぬれ平干し
日陰のぬれ平干し
アイロン仕上げについて
アイロンの形のマークで表します。ひとり暮らしを始めると、アイロンがけをする機会も多くなるので、正しい方法で行えるよう、洗濯表示を確認しましょう。
底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができます。
底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができます。
底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができます。
アイロン仕上げはできません。
クリーニング店での洗い方について
基本的には、クリーニング店に持っていけばお店の人が判断してくれますが、自分でも覚えておきましょう。
円の中の「P」「F」は、使用する有機溶剤の種類を表します。
クリーニングの方法にはドライクリーニングとウェットクリーニングの2種類あります。
ドライクリーニングは、クリーニング店で一般的に行われる方法。
ウェットクリーニングとは、「水で濡らして汚れを落とす」方法です。
ドライクリーニングができます。
ドライクリーニングはできません。
ウェットクリーニングができます。
ウェットクリーニングはできません。
一見複雑な洗濯表示も、一度見方を覚えてしまえば簡単。
大切な服を長く着続けるためにも、正しい方法で洗濯を行いましょう。