一生に一度のイベント・成人式。
大人になった証でもあるイベントですが、地元から離れている人にとってはわざわざ帰省する必要があり、少し面倒に感じることもあるかもしれません。
成人式には必ず出るべきなのでしょうか？
今回はメリット・デメリットをまとめました

成人式に出るメリット

久しぶりに友達に会える

成人式では小中学校の同級生と久しぶりに会うことになります。
少し大人になったことで、懐かしい会話を楽しむこともでき、新たな交流も生まれるでしょう。

人生に一度きりの体験

成人式はまさに人生に一度きりの特別な体験。
振袖や袴といった特別な着物を着ることで、思い出に残るものになるでしょう。
新成人として社会に出ることを祝うこの日を、自らの人生の節目としてしっかりと体験することは、将来にわたる大切な記憶となるはずです。

自己成長の機会

成人式は新成人にとって自己成長の大きな機会でもあります。
社会の一員としての自覚を持つことで、その後の人生における責任や役割について考えるきっかけとなります。
また、式典に参加することで、自分自身の価値観や人生観を見つめ直し、成人としての目標を設定する絶好のチャンスとなるかもしれません。
こうした経験を通じて、新たに決意を固めたり、未来に向けてのビジョンを具体化することができるでしょう。

成人式に参加するデメリット

時間と費用の負担

成人式は、新成人にとって特別な1日である一方で、その準備には多くの時間と費用がかかることが少なくありません。
まず、振袖や袴などの衣装代は成人式に参加する大きな費用負担の1つです。
これに加えて、ヘアメイクや写真撮影など、関連するサービスを利用するための費用も考慮しなければなりません。

また、成人の日に向けての準備には多くの時間を費やす必要があるため、忙しい新成人にとって大きな時間的負担となることも考えられます。
さらに、地元に帰省する必要がある新成人にとっては、交通費や宿泊費も追加の負担となりかねません。
このように、成人式の準備と参加にはさまざまなコストが伴います。

人間関係のストレス

成人式は、多くの新成人が久しぶりに再会する同級生と顔を合わせる機会でもありますが、一部の人にとっては大きなストレスとなることも。
特に、過去の経験や今の人間関係の状況から、特定の人と再会したくないと感じる人にとって、成人式はプレッシャーを感じる場となりえるでしょうま

た、複数の人と一度に会うことが得意でない人にとっても、成人式の場は心理的な負担となることがあります。
このように、人間関係におけるストレスが成人式に参加するデメリットの一つとして挙げられるのです。

成人式に参加しない理由は

仕事や学業の都合

成人式に出ないという選択をする理由のひとつに、仕事や学業の都合があります。
新成人となる20歳前後は、大学での試験や企業のインターンシップがある時期と重なることが多いです。
また、仕事を始めたばかりの人にとっては、平日にあたる成人の日に時間を確保するのが難しい場合もあります。
これらの事情から、多くの新成人が成人式のメリットよりも、時間の使い方を優先させることを選ぶのです。

気乗りしない

成人式に参加しない理由として、単純に「気乗りしない」という声も多いです。
成人式には多くの人が集まり、式典や地元の同窓会といった行事が開催されることが通常ですが、それが苦手な人も。
成人の日を特別な体験として捉えない場合や、大勢の人と集うことに抵抗を感じる場合は、参加しないという選択も十分理解し得るものです。

成人式に出ない場合

成人式に出ない選択をする場合、代替手段を検討してみましょう。
例えば、親しい友人や家族と共に小さな祝賀会を開く、新成人としての自分自身の成長を祝うために旅行に出かけるなど、多様な方法があります。

また、仕事や学業の都合でどうしても式典に参加できない場合も、一度きりの機会を逃がす代わりに、他の方法でその記憶を大切にすることができます。

振袖を着て写真館で写真を撮るだけでも、十分有意義な日になるでしょう。

成人式に出るか出ないかは、個人の価値観や状況によって選択されるべきもの。
参加することで得られる友人や家族との交流や人生に一度きりの体験、自己成長の機会は、新成人にとって大変貴重なものです。
しかし一方で、成人式に参加しない選択も十分に考えられ、仕事や学業の都合、気乗りしない、積極的な理由がないといった理由で不参加を選ぶ人も少なくありません。
その場合でも、社会的つながりの機会を他の場で確保することができれば、大きな問題にはならないでしょう。

最終的な判断には、自分の生活スタイルや将来設計における優先事項を基準にすることが重要。
かかる費用や時間などを考えて、総合的に判断しましょう。