2023.07.12 Life Style

マイナンバーカードのメリット・デメリットは?安全性は大丈夫?

マイナンバーカードのメリット・デメリットは?安全性は大丈夫?

近年、なにかと話題のマイナンバーカード。
申請するとポイントがもらえるキャンペーンが開催されていたことにより、持っている人がぐんと増えた印象です。
健康保険証として使えたり、コンビニで住民票の写しが簡単に入手できたりと、さまざまなメリットがあるマイナンバーカードですが、その一方で「個人情報の保護は大丈夫なのか」という不安な声も……。
そもそも、マイナンバーカードとは何なのか?
マイナンバーカードで何ができるのか?
今回は簡単にまとめてみました。

そもそもマイナンバーとは

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マイナンバーとは、住民票を持つ日本国内の全住民に与えられた12桁の番号のこと。
2017年10月以降、マイナンバーが記された小さな用紙が配られました。
マイナンバーカードを持っていなくても、この用紙はみなさん持っているはず。

たとえば年末調整の手続きをする際、勤務先やアルバイト先にマイナンバーの提出を求められたこともあるでしょう。
現在、マイナンバーは社会保障や税、災害対策の分野のうち、法律または条例で定められた事務手続において使用されています。

マイナンバーによって個人の特定を確実かつ迅速に行うことが可能になり、行政機関の間で情報連携することができるようになりました。
あまり実感が湧かないかもしれませんが、たとえば必要な添付書類が減ったり、事務処理もスムーズになることで、還付金が迅速に振り込まれるなど、さまざまなメリットがあるのです。

マイナンバーカードとは

一方マイナンバーカードは、個人の申請によって無料で交付される顔写真つきのカードのこと。
表面には氏名や住所、生年月日、性別・顔写真が記載されており、顔写真つきの本人確認書類として利用できます。裏面にはマイナンバー(12桁の番号)が記載されており、法律または条例で定められた手続におけるマイナンバーの確認に利用できます。

マイナンバーカードのメリット

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マイナンバーカードは、マイナンバーを証明する書類として利用できるだけでなく、本人確認書類としての利用、各種行政手続きのオンライン申請、各種民間のオンライン取引など、日常生活の中で利用できるシーンがどんどん広がっています。

1.本人確認書類になる

ライブ会場の入場や携帯電話の契約、会員登録など、マイナンバーカードはあらゆる場面で本人確認書類として使うことができます。

さまざまな手続きで「顔写真つきの証明書」を求められることってありますよね。
そんな時運転免許証や住基カードを持っていない人は、保険証に加えて公共料金の支払い証明書など、プラスの書類が必要になっていましたが、マイナンバーカードを取得すればその必要もなくなります。

2.コンビニで各種証明書が取得できる

引っ越しシーズンや確定申告の時期などは、市区町村窓口はどこも混雑していますよね。
また、仕事や学業の関係で窓口が開いている時間になかなか行けない……という人も多いはず。
マイナンバーカードがあれば、市区町村窓口に行けない時も、近くのコンビニで住民票の写しや課税証明書などが取得できます。

3.健康保険証としても使える

今までは運転免許証などの本人確認書類とは別に持つ必要があった健康保険証。
しかしマイナンバーカードがあれば健康保険証としても使用できるので、「健康保険証を忘れた」という事態を防ぐことができます。
健康保険証として使えることによるメリットは、マイナンバーカードを使って医療機関等に受診した際に、自身のお薬の履歴や過去の特定健診の情報等の提供に同意すると、医師等からより多くの種類の正確な情報に基づいた総合的な診断や重複する投薬を回避した適切な処方を受けることができる点。
医療機関等で高額な医療費が発生する場合でも、マイナンバーカードを保険証として使うことで、患者が一時的に自己負担したり、役所で限度額適用認定証の書類申請手続きをする必要がなくなります。
また、マイナポータルから保険医療を受けた記録が参照できるため、領収証を保管・提出する必要がなく、簡単に医療費控除申請の手続きができます。

この他にも、新型コロナワクチン接種証明書の電子交付にも利用できたり、さまざまな行政手続きがオンラインで完了するなど、持っているだけでさまざまなメリットがあります。

マイナンバーカードのデメリットは?

上記の通り、マイナンバーカードの申請には料金もかからず、デメリットというものはありません。
しかしそうでなくても、やはりみなさんが気になるのは「個人情報漏洩の危険性」ではないでしょうか。
マイナンバーカードがさまざまな行政手続きに使用されるということは、それだけ個人情報が一括で管理されるということ。
万が一マイナンバーカードの情報が流出してしまったら、その人の個人情報がすべて漏れてしまうことになりますよね。

デジタル庁では、マイナンバーカードの安全性について以下のように示しています。

顔写真つきのため悪用は困難

仮に紛失しても、第三者が、容易になりすますことはできません。

各種対策により偽造は困難

文字をレーザーにより彫りこむとともに、複雑な彩紋パターンを施す等により、券面の偽造を困難にしています。

ICチップ

ICチップには必要最小限の情報のみ記録。
「税関係情報」や「年金関係情報」など、プライバシー性の高い情報は記録されません。

ICチップに記録されている情報を確認可能

券面事項表示ソフトウェアを利用し、ICカードリーダ/ライタにかざすことで、ICチップに記録されている情報を確認することができます。

記録情報の盗取は困難

不正に情報を盗取しようとする各種手法に対し、自動的に記録情報を消去する機能など、対抗措置を施しています。

利用には暗証番号が必要

電子証明書ごと、アプリごとに、暗証番号が設定されています。
仮に紛失しても、取得した第三者は、暗証番号を知らないとなりすましできません。
また、暗証番号は、入力を一定回数以上間違えるとロックされます。

セキュリティの国際標準の認証を取得

ICカードのセキュリティの国際標準である「ISO/IEC15408認証」を取得しています。

以上のように、マイナンバーカードの安全性は保証されているようです。
とはいえ、自分でも紛失しないよう心がけないといけませんよね。

万が一紛失してしまったらどうする?

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紛失した場合は、個人番号カードコールセンター(0120-95-0178)に電話で連絡しましょう。
そうすれば、カードの一時停止措置が取られ、カードの第三者によるなりすまし利用を防ぐことができます。
24時間365日受けつけているので、紛失した場合は速やかに連絡するようにしましょう。
詳しくはこちら。

いかがでしたか?
今回はマイナンバーカードのメリット・デメリットをご紹介しました。
マイナンバーカードでできることも、今後どんどん増えていきそうですね。
まだ申請していないという人は、この記事を参考に申請を検討してみてはいかがでしょう。

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