近年、インターネット内では炎上写真や炎上動画など様々な問題が出てきています。
ブログや掲示板、インターネット広告、SNSなど様々なところで様々な問題があり、それはインターネットやSNSの普及に教育や理解が追いついていないということが一つの要因とも言えます。
バイトテロや寿司テロなどのように個人の行動ひとつひとつに問題があるのはもちろんですが、知らないうちに被害者・加害者にならないよう学んでおくことも大事です。
今回は情報倫理の中でも最近一際目立つ写真や動画の撮影や取り扱いについて少しだけお話したいと思います。
当サイトでもいくつか記事に上げていますが、近年ではスマホで手軽に写真や動画が撮れるようになってきています。また、撮った写真や動画もすぐにインターネット上にアップロードして、多くの人がそれを閲覧できるようになっています。
撮影の許可
大前提として、被写体に対する撮影の許可は必要です。
人物だけではなく、個人を特定できる要素は撮影の前に必ず許可をもらう必要があります。
芸能人がよく「盗撮被害」という言葉を様々な方面で発信していますが、明らかにカメラを向けられて撮影されていたり、気づかれないように撮影されていたりなど許可を取っていなければ、どれも悪質です。
何かあった時の加害者にならないためにもそこは理解しておいてください。
アップロードの許可
撮った写真や動画をアップロードするのも、その被写体に対して許可が必要です。
インターネット上にアップロードするということは、不特定多数の人が閲覧できる状況にあります。家族や親しい友人、上司、先輩、後輩関係なくアップロードする時は許可をもらうようにしましょう。
配慮として「自分以外はアップロードしない」ということを考えていた方がいいかもしれません。
また、その人を意図的に撮っていないとしても、仮に自撮りなどをしていて背景に写り込んだとしても、アップロードする時はその人個人が特定できないように編集や加工をしてアップロードする必要があります。
動画は音声もあるので、その辺りにも考慮して慎重に取り扱う必要があります。
写真や動画の転載
他の人がアップロードしている写真や動画の使用許可も必要になります。
他の人が書いた絵、他の人が撮った写真や動画など許可なく使用しないようにしましょう。
一部の人や悪質な企業などが広告で他の人の絵や写真、動画などを勝手に使っているとうことも耳にすることがあると思います。
それらは決して、していいことではありません。
※ここで説明していることはツイッターなどのリツイートや引用などとは違います。
あくまで二次利用などのことを言います。
最後に
写真や動画の撮影、写真や動画のアップロードが簡単にできるサイトやアプリなどを使いそれで楽しむのは構わないのですが、自分自身が被害者にならないように、また加害者になってしまわないようにこれらはしっかりと考えていく必要があります。
写真や動画だけではなく、自分自身の行動についてもひとつひとつ見つめ直してみてもいいかもしれません。
堅苦しい内容の記事にはなりましたが、今一度上記3項目についてしっかり考えてみてはいかがでしょうか。
また、インターネットを活用する上で、情報倫理はしっかり学んでみてはいかがでしょうか。