冬から春へ、春から夏へ。
衣替えの季節、コートやダウンなどのアウターはどうしていますか？
基本的にはシーズンオフ後のクリーニングがおすすめですが、お金もかかるしちょっと面倒……。
実はアウター類でも、素材によっては自宅で洗えるものがあるんです。
アウターに縫いつけられている「取扱い絵表示」を見たことがありますか？
このマークのいずれかがついていたら、洗濯機で水洗いor手洗いが可能です。
「ドライマーク」と「手洗いOKマーク」が一緒についている場合は、手洗いしても大丈夫ということ。
取扱い絵表示に記載されているマークをすべてチェックして判断しましょう。
取扱い絵表示についてはこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてくださいね。
アウターの洗濯に必要なもの
・おしゃれ着用洗剤
・柔軟剤
・大きめの洗濯ネット
洗濯ネットは、コートより少し大きめのものがベスト。
小さすぎると洗いムラが出てしまいますし、大きすぎるとネットの中でコートが動いてしまい、毛玉や型崩れを起こしやすくなるので注意！
素材別アウターの洗い方・注意点
ダウン
・部分洗い
水で薄めた洗剤をタオルやソフトなスポンジにつけてたたき洗いします。
・手洗い（押し洗い)
気になる汚れがある場合は部分洗いを施してからおしゃれ着洗剤をぬるま湯に溶かして押し洗いする。
洗剤の泡が出なくなるま数回すすぐ。
脱水は3分程度
・干す時：水分が残っている時は詰め物が偏らないように平干しがおすすめ。
ある程度乾いたら吊り干し。
いろんな角度から叩き、詰め物を整える。
ボア
ボアはほこりが絡みやすいので、普段からブラッシングでケアするのがおすすめ。
繊維が固まってしまったら、ペット用ブラシなどを使うと便利です。
・手洗い（押し洗い）
おしゃれ着洗剤をぬるま湯に溶かして押し洗い。
軽く濯いでから柔軟剤を浸し、洗剤の泡が出なくなるまですすぐ。
摩擦を抑えるため、小さめのネットに入れるのがベスト。
脱水は1分程度。
・干す時：毛流れやボリュームを整えて吊り干し。
乾いたらブラッシングで生地のボリュームアップをするのがおすすめです。
ベロア
・手洗い（押し洗い）
服を裏返し、摩擦を避けて押し洗いします。
すすぎの後、柔軟剤入りのぬるま湯に潜らせるのがおすすめ。
タオルドライの後、裏返しのままネットに入れ1分脱水しましょう。
毛流れとシワを整えながら陰干しします。
・収納時
厚手のものだと生地の潰れや、畳んだ跡が結構頑固に。
なるべく畳まずに収納しましょう。
もし跡がついてしまったら、スチーマーで対応しましょう。
コーデュロイ
コーデュロイはおしゃれですが、色落ちに注意しましょう。
・手洗い（押し洗い）：
摩擦で繊維が抜けないように注意しましょう。
すすぎの後に柔軟剤入りのぬるま湯に潜らせると柔らかさがアップします。
脱水後、水気のある状態で毛流れをふんわり立たせて日陰で吊り干し。
・収納時
吊り収納がおすすめ。
畳んで収納する際は重さを避けるようにしましょう。
繊維が潰れてツヤが出ないよう、ブラッシングで繊維を立たせるとGood。
レザー
レザーは汚れやすいので、日頃から衣類対応の防水スプレーをかけておくのがおすすめ。
日頃からやわらかいブラシや乾いた布で乾拭きするようにしましょう。
もし濡れてしまったら、水分が広がらないよう叩くように拭き取りましょう。
乾燥時は日焼けしないように陰に干しましょう。
年1〜2回、ミンクオイルなどレザー専用ケアアイテムで油分を補給します。
自分での洗濯は難しいので、なるべくクリーニングに出すことをおすすめします。
ウール
・洗濯機を使う時
ネットに入れ、おしゃれ着用洗剤で洗うようにしましょう。
すすぎは1回、脱水も1〜3分ほどがおすすめです。
・手洗いの場合
洗い〜すすぎまで20℃くらいでおこないましょう。
3回ほどきれいな水ですすぎ、2回目で柔軟剤を混ぜるとGood。
脱水時はネットに入れまわりをタオルで囲むと型崩れを防ぐことができます。
干す時は平干しがおすすめ。
万が一縮んでしまったら、シリコン入りヘアコンディショナーをぬるま湯に溶かし、やさしく伸ばすように形を整えます。
タオルに挟んで平干しし、その後アイロンスチーマーで優しく伸ばしながら整えましょう。
カシミヤ・アンゴラ・モヘアなど
基本的にはクリーニングがおすすめです。
手洗いの場合はウールと一緒ですが、より優しくおこなうようにしましょう。
いかがでしたか？
クリーニングに出せる人はそれがベストですが、なかなか足が伸びない、という人は自宅での洗濯にチャレンジしてみるといいかも？
お気に入りのアウターは丁寧に洗って、長く使いたいですね！
