なかなか旅行に行けない、家から出るのが億劫。しかし全国のご当地に行きたい。矛盾ながらも考えてしまいませんか。そんな時に家にいながら旅気分を味わえるご当地グルメを頼んでみませんか。パックのまま届くので手順通りに料理すれば家に居るのにご当地のグルメを楽しむ事ができる。最高ではないでしょうか。
今回はご当地のお取り寄せグルメとその歴史や由来などを紹介したいと思います。
北海道 :ラーメン
北海道といえば海鮮のイメージがありますが、なぜラーメンかと言うと、北海道は寒冷な気候であるため、コクがあり濃い味のラーメンが、戦後急速に北海道民の食生活に浸透したそうです。
北海道生ラーメン 海鮮三昧&北海道ラーメンセット
東北地方:宮城県
仙台牛タン
仙台でなぜ牛タンが有名になったのか。それは、戦後の1950年代、アメリカの駐在軍が多かった仙台には、大量の牛肉が運び込まれていました。当時は食糧難だったこともあり、その牛肉の余ったタンとテールをなんとか利用しようと試行錯誤した結果「仙台=牛タン」という名物料理が誕生したそうです。
関東地方:栃木県
宇都宮餃子
宇都宮餃子が有名になったのは、中国東北部の満州に駐屯した陸軍第十四師団が帰国した際に本場の餃子を持ち込んだ事とされています。帰国した将兵達が本場の中国の餃子の製法を持ち帰り、終戦後は宇都宮各地で餃子の店が開かれる様になったのがきっかけだそうです。
中部地方:愛知県
名古屋 手羽先
「手羽先=名古屋」というイメージが強いのは、日本で手羽先を最初に提供した店舗が、名古屋にある鶏料理店である「風来坊」だからだそうです。 これがきっかけで手羽先=名古屋のイメージとなり、今では多くのお店で提供されています。
近畿地方:兵庫県
明石 ひっぱりだこ飯
明石のタコは海の流れが速い明石海峡で育ったため足が太く短く、陸でも立って歩くほど力づよいのが特徴です。そのタコを活かした料理がひっぱりだこ飯。
「ひっぱりだこ飯」は、平成10(1998)年4月5日の明石海峡大橋開通を記念して生まれた駅弁です。陶器の容器に入っているのが特徴で、別購入で容器の蓋が販売されるほど人気です。
中国地方:広島県
広島焼き
広島焼きは終戦後、食糧難を救うためにアメリカ軍による配給で多かった小麦粉に海産物や野菜を加え、安価でボリュームのあるキャベツを入れ、鉄板の上で重ね焼きをし、腹持ちを良くするために焼そばを加えるたものがきっかけだそうです。
四国地方:愛媛県
鯛めし
鯛めしの歴史は古く、神功皇后の朝鮮出陣の頃には作られていたたそうです。瀬戸内海で育った鯛の味は格別で、その鯛を姿のままに炊き込んでいます。それは、皇后が鹿島明神に戦勝祈願した折、漁師たちから献上された鯛を吉兆と喜び、その鯛でご飯を炊いて供えたことからと伝えられているそうです。
九州地方:福岡県
博多もつ鍋
もつ鍋の歴史は、なんと朝鮮料理と言われています。昔、大陸から来て炭鉱で作業をしていた朝鮮半島の人達が、過酷な労働の後に活力源として食べていたいわゆる「ホルモン鍋」が起源の1つでは、と考えられているのです。それが、終戦後の豊かではない時代に、福岡の博多で当時主流だったペラペラのアルミ鍋を使い、ニラとモツなどのホルモン(内臓)を醤油味で炊いた料理となったそうです。
沖縄県
ブエノチキン
「ブエノチキン」は移民先のアルゼンチンから帰国した人が、ブエノスアイレスで学んだローストチキンの味を沖縄に持ち帰ったのが始まりだそうです。
ブエノチキン浦添では、沖縄県産の若鶏を使用し、お酢とにんにく、ハーブなどを合わせた秘伝のタレに2日間漬け込んで、ロースターでじっくりと焼き上げたのが特徴です。今までお取り寄せ(通販)はなかったのですが、最近できたようで手軽に注文できるようになりました。
いかがでしょうか。
旅行も魅力的ですが、家にいながらご当地のグルメを堪能できるのも魅力だと思います。その地域ごとに歴史があり今の形になったのだと思うと感慨深いですね。
ぜひ今回紹介したグルメだけではなく自分の好みのグルメを探してみてはいかがでしょうか。