大学生になるタイミングで新しく銀行口座を開設する人も多いですよね。
特に一人暮らしを始める学生だと、実家からの仕送りや生活費の引き落としで、口座を使う機会が増えるはず。
以前こちらの記事でもご紹介しましたが、学生が持っている口座No.1はゆうちょ銀行。
しかし、2022年1月に硬貨の入金や出金などの手数料が改定になり、どんどん使いづらくなっている印象があります。
そこで今回は筆者がメインバンクとしている「楽天銀行」についてお伝えしたいと思います。
口座選びの参考にしてくださいね。
楽天銀行とは
楽天銀行は、楽天グループが運営するネット銀行のこと。
楽天銀行の口座開設・維持手数料は無料です。
なぜ楽天銀行をおすすめするかというと、
・楽天市場を使う頻度が多い
・楽天のクレジットカードを持っている
・大抵の会計を楽天Payで支払っている
この3点を満たしている人は、金利やポイント還元率、出金手数料や口座間送金など、さまざまなメリットを受けることができるからです。
もし満たしていない人でも、日頃からネット通販で楽天市場を使うように意識したり、楽天のクレジットカードを作ったり、会計を楽天Payで支払うことを意識すれば、どんどんメリットが受けられる仕組みになっています。
では、具体的に見ていきましょう。
楽天銀行のメリット
金利が高い
他行の金利は0.001%ほどのところが多いですが、楽天銀行の金利は0.02%。
さらに、楽天銀行を楽天カードの引き落とし口座にした場合、引き落としがあった翌月は金利が0.04%と通常の2倍になります。
そのうえ、
「マネーブリッジ」といって楽天銀行と楽天証券の口座を連携させる設定をすれば、普通預金の金利がなんと0.10%になるんです。
証券や投資取引と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、投資取引をしなくても利用が可能なので、将来を見据えて連携させるのも一つの手です。
定期預金等の金利の詳細は、楽天銀行のページをチェックしてみてください。
楽天市場のポイントがたまりやすい
楽天市場には、楽天の展開しているサービスを利用するほど買い物時のポイントが多く付与されるSPU(スーパーポイントアッププログラム)というサービスがあります。
楽天銀行を楽天カードの引落口座として設定するだけで、楽天市場で買い物をした場合のポイントが+1倍多く付与されます。
一人暮らしだとネット通販を利用することも多いですが、その時に楽天市場を利用すれば、どんどんポイントがたまる仕組みですね。
利用できるATMが多い
楽天銀行はコンビニやゆうちょ銀行、みずほ銀行など、提携しているATMが多いので、全国どこでも入出金をすることができます。
ATM手数料や振込手数料が条件付きで無料に
楽天会員にはスーパーVIP、VIP、プレミアム、アドバンスト、ベーシックのステージがあり、ステージによってATM手数料が月最大7回まで、他行振込手数料は月最大3回まで無料になります。
会員ステージを上げるのは難しいと感じる人もいるかもしれませんが、家賃や水光熱費の引き落としをなるべく楽天銀行にしたり、楽天のクレジットカードを使うことで、案外簡単にステージアップすることができますよ。
アプリで残高確認や手続きが簡単にできる
楽天銀行のアプリをダウンロードすれば、残高や明細を確認出来たり、振込も簡単にできるのでおすすめです。
また、「マネーサポート」という無料の資産管理サービスも魅力。
他の銀行口座とも連携することができるので、自分の全資産がどのくらいあるのかもすぐに把握することができます。
楽天カードのデメリット
引き落とし口座に設定できない場合がある
さまざまなメリットがある楽天銀行ですが、実際に使ってみて不便だと思う点もあります。
それは、ネット銀行であるがゆえ、引落・振込口座に設定できない場合があるということ。
たとえば国民健康保険料や年金の支払いなどは楽天銀行に対応していないため、別の銀行口座を設定する必要があります。
また、住むマンションや地域によっては水道光熱費や、家賃の引き落とし口座として楽天銀行を設定できない場合があるので注意しましょう。
口座開設に時間がかかる
他行だったら窓口にいけばすぐに口座を開設することができますが、楽天銀行では2日~2週間ほど時間がかかります。
とはいえ、インターネットから簡単に申込もできるのも事実。
時間がかかるのは「本人確認」の部分です。
楽天のアプリで本人確認を行えば2日で完了しますのでおすすめです。
いかがでしたか?
今回は楽天銀行のメリット・デメリットについてお伝えしました。
これから口座開設を検討している人はぜひ参考にしてくださいね。