一人暮らしを始める際、何も考えずに部屋を決めたり、あとから必要な物が増えたりすると、引越しやその後の生活に不都合が出てきます。
一人暮らしは学生本人だけでなく家族全体の問題。
受験したい大学が決まったら、前々からしっかりと一人暮らしについて考えておくようにしましょう。
立地・周辺環境
一人暮らしを始める時に1番気をつけてほしいのが、立地や周辺環境。
どれだけ安い物件でも、駅から遠かったり、近くにスーパーや病院施設がないと、せっかくの大学生活をエンジョイできません。
受験する大学が決まったら、大学までの距離がどのくらいか、交通の便はどうか、など、しっかり下調べしておきましょう。
大学の合格発表から入学まではなかなか時間がありませんので、前々からじっくり調べておくことが大切です。
関西の周辺環境については以下の記事も参考にしてください。
マンションのセキュリティ
一人暮らしではやはりセキュリティも大切ですよね。
特に女性はしっかりとしたセキュリティのマンションに住みたいもの。
最近では女性専用マンションなども増えていますから、そちらも視野に入れて考えてみてください。
物件選びの際はオートロックか、防犯カメラはついているか、などに注意するようにしましょう。
また、学生専用マンションならば日中は管理人さんがいたり、24時間繋がるコールセンターがあったりと、セキュリティがしっかりしているところが多いのでおすすめです。
窓の向き
立地やセキュリティなど基本的なことをクリアしたら、窓の向きにも気を配っておきましょう。
快適な暮らしをするには日当たりも重要になります。
一般に、日当たりがよい部屋は以下のようなメリットがあります。
・洗濯物が乾きやすい
・冬でもあたたかい
・日中の照明が不要
・電気代が節約できる
一番人気があるのは南向きの部屋。
日当たりがよいため洗濯物が乾きやすいほか、日中でも照明が必要ないため、電気代の節約にも繋がります。
月々の支出
一人暮らしを始めると、今までは意識しなかった費用までかかってきます。
大学生の一人暮らしでかかる主な費用としては、
・食費
・住居費
・交通費
・教育娯楽費
・書籍費
・勉学費
・日常費
・電話代
などなど。
これだけ並べても、項目がたくさんありますよね。
一人暮らしを始めると、実家にいる時は親まかせだった費用の大半を自分でまかなわなければいけません。
一人暮らしを始める際は、月々の支出をしっかり把握しておくことが大切です。
志望校を決める時には、「家庭に負担がないか」「どのくらい支出が増えるか」など、家族でしっかりと話し合っておきましょう。
必要な家電や家具
大学生から一人暮らしを始める時、準備しなければいけないのは部屋だけではありません。
家具や家電、その他日用品を一式揃える必要があります。
冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの家電から、本棚や衣装ケース、調味料などこまかいものまで……。
以下の記事を参考に、必要な物をリストアップしておくといいでしょう
住民票は移すべきか否か
「まだ学生だし、卒業したら実家に帰るかもしれないから、住民票はわざわざ移さなくてもいいんじゃない?」
こう考える人が多いでしょうが、結論から言うと、引越しをしたら住民票を移さないといけません。
なぜなら、住民基本台帳法で以下のように定められているからです。
・転居をした日から14日以内に住民票の届け出を行うこと。
・正当な理由がなく届け出をしない場合は5万円以下の過料を科する
大学生が住民票を移しておくべき理由はいろいろありますが、主に以下が挙げられます。
・選挙権を行使できない
・自動車免許の本試験が受けられない、免許の更新ができない
・本人確認郵便を一部受け取れない
・住民票の写しや印鑑証明などの証明書類を発行できない
・公的な通知が届かない
たとえばアルバイトを始める際、「報酬の振込口座として〇〇銀行の口座が必要です」と言われる場合があります。
元々その銀行の口座を持っていれば問題ないのですが、持っていない時は新たに口座開設をしなければならず、その際には必ず現住所が分かる公的証明書類が必要になります。
そうなった場合、住民票を移していないと免許証や保険証の住所も変更もできていないため、口座を開設できない……なんてことも。
また、公的な書類も実家に届くため、必要書類を実家からわざわざ郵送してもらわなければいけなかったり、運転免許証の本試験が受けられなかったりと、何をするにも面倒なことになります。
最初こそ煩わしいですが、住民票を一度移してしまえば何かと楽なので、面倒がらずに移動させてしまいましょう。