みなさん、大学1年生から就職先を考えるのは早いと考えていませんか?
コロナウイルスの影響で2021年卒の大卒求人倍率は1.53倍と昨年度から0.3ポイント低下しています。また、大手企業がボーナスをカットするなど明るいニュースがないのが現状です。今まで学生の売り手市場であったため、公務員志望者は2016年以降、2021年卒が最も少ない状況にありました。
(出典:https://saponet.mynavi.jp/release/student/koumuin/2021koumuintyousa/)
そんな中で安定して勤めることのできる公務員に注目が集まっており、今後公務員志望者が増えることや倍率が高くなることが予想されます。
今回は公務員の簡単な基本知識といつから勉強したらよいかの2点をお伝えします。
公務員の基本知識
公務員は国家公務員と地方公務員の2種類に分別することができます。また国家公務員の中でも国家総合職、国家一般職、国家専門職の3種類に分かれていたり、地方公務員の中でも都道府県庁、政令指定都市、東京都特別区に分かれていたり様々な種類の公務員がいます。
国家公務員
国家総合職
国家一般職
国家専門職
・労働基準監督官
・国税専門官
・財務専門官
地方公務員
都道府県庁
政令指定都市
東京都特別区など
公務員になるには、筆記試験及び面接試験に合格することが必要です。受ける職種や自治体によって差異はありますが筆記試験では勉強する分野が多岐にわたるのは共通です。
(例:マクロ経済学、ミクロ経済学、憲法、民法、行政法等)
また、高校で学んだ理科系科目(科学、生物、地学、物理)、社会系科目(日本史、世界史)も出題されます。そのため独学で勉強するのは難しいと考え予備校に通い、公務員を目指す学生が大半です。
また、面接試験も必ずあるため、予備校に通うことで面接練習もカバーできます。費用面では大手予備校では約30万円が相場です。親御さんの援助を受け、通う人もいます。
公務員になるためにいつから勉強したらいいの?
勉強する時期は大学3年生から予備校に通い、1年間ほど勉強し、公務員試験に臨むのが一般的な勉強スケジュールです。予備校は通学講座、通信講座の両方を用意していることが多く、その人の都合に合った勉強方法を取ることができます。
しかし、このコロナ禍で勉強時期が早まっています。
コロナが収まるまでは試験もどのように行われるかが分からないので、早めに勉強を進めておくに越したことはありません。
予備校側でも早い時期から公務員試験受験を目指す人向けの動画があるので見てみるのも良いかと思います。
公務員試験合格に必要な勉強時間は約1000時間と言われています。
実家の方の公務員になりたい!上京した都市の公務員になりたい!という気持ちがある方はライバルに差をつけるためにも早めに公務員試験の勉強に取り掛かることをオススメします。
公務員の簡単な基礎知識や勉強スケジュールについて、理解が深まりましたでしょうか。
大学卒業後の進路のひとつとして公務員を考えてみるきっかけになれば幸いです。