2020.09.12 Life Style

大学から始める趣味(トランペット編その2)

大学から始める趣味(トランペット編その2)

前回の記事ではトランペットの選び方をご紹介しました。
今回は具体的にトランペットの練習方法をご紹介します。

一見簡単に音を鳴らせるように見えるトランペットですが、いざ吹こうとしてみると全く音が出ない!と驚くと思います。
トランペットはマウスピースと呼ばれる部分に唇をあて、唇を震わせることで音が出るのですが、初めての人はなかなかうまく唇を震わせることができません。

試しに、唇を真一文字に結んだまま人差し指と中指でVのマークをつくり、唇にあててみてください。
そしてその状態で唇を震わせてみましょう。

どうでしょうか?
なかなかうまく震わせることができませんよね。
しかし、しばらく練習していると少しずつ唇が震えてくると思います。

コツがつかめたら、次はマウスピースを唇にあてて、同じ要領で練習してみましょう。
指で押さえるのとはまた違い、マウスピースをあてながら唇を震わせるのは難しいと思います。
しかし、マウスピースだけの状態で音が出なければ、トランペットの音を出すことはできません。
安定して音が出るまで根気強く練習をしましょう。

「ブー」と音が出るようになったら、マウスピースだけでいろいろな音程が出る練習を始めます。

こちらの動画のように、マウスピースに唇を押し当てる角度を変えて、音程を変えられれば上出来です。
なぜマウスピースだけで音程が変わるの?と疑問に思う人も多いでしょうが、答えは簡単、唇の振動回数を変えているからです。

音は振動回数が多いと高くなり、少ないと低くなります。
リコーダーでは運指がそれぞれの音にありますが、トランペットではバルブが3本しかありません。
ですので、同じ運指でも唇の振動回数を変えることによって違う音が出るようになっているのです。
唇をマウスピースにあてる角度や、力の入れ具合などで振動回数は変わります。
最初はコツをつかむのに苦労すると思いますが、練習を重ねていくうちに上手に音程が変えられるようになっていくはずです。

こちらの森井奈緒さんの動画も参考にしてみてください。

トランペットの持ち方

記事画像
出典:トランペットの吹き方:トランペットの演奏法 - 楽器解体全書 - ヤマハ株式会社
左手でしっかりと中心部を支え、右手の小指をフックにかけ、人差し指、中指、薬指をバルブの上に置きましょう。 背筋を伸ばし、音が出る部分が床に向かないようにしっかりと姿勢を保つようにしましょう。

トランペットの運指

記事画像
出典:トランペットのしくみ:発音のしくみは? - 楽器解体全書 - ヤマハ株式会社

トランペットのバルブは、手前側(自分側)から第1バルブ、第2バルブ、第3バルブと呼ばれます。

この3本のバルブの押し方を組み合わせることによって、音を変えていきます。
この図を見ると1オクターブ違いの「ド」や「レ」と「シ」、「ミ」と「ラ」は同じ運指ですよね。
トランペットは運指が簡単な分、唇の震え具合で音程を変えなければいけません。

まずは一オクターブ(ド〜高いド)がきれいに出るように、何度も繰り返し練習をしていきましょう。

今回はトランペットの音の出し方について簡単にご紹介しました。
トランペットは音が出るまでが第一関門。
難しいとは思いますが、根気強く練習を続けていきましょう。

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