頑張って食事制限をしたり、運動してもすぐに体重が戻ってしまう……！
ダイエットをしたことがある人は、誰でも一度はそんな経験があるのではないでしょうか。

せっかく頑張って努力をしても、一瞬で元に戻ってしまったら悲しいですよね……。
今回は誰もが悩む「リバウンド」について、西村ボディメイキングスタジオの西村トレーナーに教えていただきました！

そもそも痩せるって何？

リバウンドについて語る前に「痩せる」ついて考えてみましょう。
実は、ダイエットをしているという人は、痩せることに関して勘違いしている方がすごく多いんです。
自分で自分の努力を認めないどころか、勘違いしてるせいで結果が出ていることに気づかず自己否定をしたり、さらに自分を追い込んで「痩せない！」「太っている！」と嘆く女性があまりにも多いですよ。

せっかく頑張って結果を出しているのに、そのことに気づかずに自分を責めるなんて悲しいですよね。
では、まずは痩せる定義について説明していきます。

「痩せたい」と考えている人は、ダイエットすることによってどんな結果を求めていますか？
きれいな体、すらっとした足、うっすら縦線が入った腹筋、小顔、体重計に乗った時に自分が痩せたと思える数字……。

大抵の女性はダイエット開始時には見た目をものすごく気にしています。
それにもかかわらず、見た目ではなく「体重」という数字を落とすことに執着するようになってしまうのです。
特に女性は健康を害する数値まで落としたいという方も多いので、注意が必要です。

見るべき数字を把握する

目標を達成する上で、数値はすごく大事です！
しかし痩せたい人が本当に望んでいるのは「体重」という数字が落ちることですか？
違いますよね。
体重はダイエットをする上であくまで指標の一つでしかありません。それにもかかわらず、いつの間にかそれがダイエットの全てになってしまう女性がすごく多いです。

どの数字を見ればいいかというと、ずばり、体脂肪率です。
例えば体重60kg、体脂肪率35%の女性がダイエットをした結果、体重55kg、体脂肪率35%になりました。
体重は減りましたが、体脂肪率が落ちていなければ、筋肉が減っただけのことなので、ダイエットが成功したとは言えません。
ダイエットをする場合は体脂肪率をチェックし、自分の変化について把握しておきましょう。

「痩せたい」とただ思っているだけでは、自分を客観的に見ることはできないのです。
その判断違いを起こさないためにも、周囲の人から自分の変化について聞いたり、数字を定期的に記録することが大切です。

頑張った結果を自分でしっかりと受け止めて評価するというのは、簡単なようで難しいことです。
体重ではなく、見た目やサイズの変化、姿勢など色々な視点から頑張った結果を認めてあげてください。

女性はどうしても数字を気にしてしまいがちですが、ダイエットには見た目が大事ってことですね！
西村さん、ありがとうございました！

プロフィール
西村 光晶
パーソナルトレーナー/ストレッチトレーナー
トップアスリート指導の経験を生かし、プロを目指すアスリートや五輪候補選手を指導。
また、シニア世代のリハビリトレーニングも指導し、健康を取り戻したいという思いを実現している。