誰もが知ってる!かっこいいピアノ名曲集
大学生からピアノを習い始めたいという人、多いんじゃないでしょうか?
以前「大学から始める趣味(ピアノ編)」でもご紹介したように、ピアノが弾けたらものすごくかっこいいですよね。
前回の記事でもお伝えしましたが、ピアノはいくつになっても始められる趣味の一つ。
何歳から始めても遅すぎるということはないので、地道に練習していけば必ず上達します。
そこで今回は、ピアノ好きの筆者が厳選した「弾けたらかっこいい」名曲をご紹介します。
アラベスク(ドビュッシー)
ドビュッシーのアラベスクは、映画などでも使用されることの多い楽曲。
ドビュッシーの音楽は、「印象主義音楽(印象派)」と称されることもあり、アラベスクもまた透明感のある美しいメロディーが特徴です。
左右の指が大きく動くので難易度も高いですが、「流れるように」「歌うように」ということを意識しながら弾くようにしましょう。
トルコ行進曲(モーツァルト)
誰しもが知っているモーツァルトの名曲・トルコ行進曲。
軽快な音楽に思わず体が踊り出しそうになります。
左手の伴奏はトルコの軍楽隊の打楽器の響きを模倣しているんだそう。全部を同じ強さで弾くと雑に聞こえますので、音の強弱に気をつけることを意識しましょう。
どの曲にも言えることですが、同じリズムが続く場合、全てを同じ強さで弾くとメロディーが汚く聞こえてしまいます。
「強いところは強く、力を抜くところは抜く」ということをしっかりと念頭に置いて弾くようにして見てください。
ラ・カンパネラ(リスト)
リストが作曲した「ラ・カンパネラ」は、その美しいメロディーで多くの人を魅了し続けている名曲です。「カンパネラ」はイタリア語で「鐘」。リストが「ラ・カンパネラ」を扱った作品は4曲存在していますが、最終稿の「パガニーニによる大練習曲」第3番が最も有名なものとなっています。
「超絶技巧」という名にふさわしく、左手の跳躍は一気に約3オクターブも下がることもあります。ほかにも薬指と小指のトリルなどの難しい技巧を数多く含んでおり、相当の上級者ではないと弾きこなせない曲となっています。
幻想即興曲(ショパン)
数多くの名曲を残したショパンですが、この幻想即興曲も彼の代表作の一つです。
タイトルは知らないけど耳にしたことがある、という人も多いのではないでしょうか。
冒頭の低音から始まり、超高速で奏でられる右手のメロディーはまさに圧巻。
指がもつれやすいので、始めはゆっくりと正確に弾くことを意識して練習しましょう。
月光 第三楽章(ベートーヴェン)
幻想即興曲と同じくらい高速な指使いが特徴的な、ベートーヴェンの「月光」。
第一楽章はゆったりしたメロディー、第二楽章は軽快なワルツとなっていますが、そのどちらともがらりと雰囲気が変わった曲となっています。
その激情的なメロディーは他の類を見ないほど情熱的。高難易度ですが、ピアノ好きなら知っておきたい一曲です。
子犬のワルツ(ショパン)
こちらも有名なショパンの「子犬のワルツ」。
ショパンの恋人であったジョルジュ・サンドが飼っていた子犬が自分の尻尾を追ってぐるぐる回る習慣を持っていて、サンドがショパンにそれを音楽で描写してほしいと頼んだことから、即興的に作曲されたものといわれています。
そのタイトルの通り子犬がくるくると回る光景が目に浮かぶ名曲です。
この曲は英語では「1分間のワルツ(Minute Waltz)」という愛称でも知られており、とてもかわいらしい曲となっています。
革命のエチュード(ショパン)
始まりのメロディが特徴的なショパンの一曲。素早く動く左手が特徴の、非常に難易度が高い曲です。
左手の動きに集中しすぎて右手がおざなりになりがちですが、右手のメロディーもしっかりと歌いながら弾くようにしましょう。
いかがでしたか?
どれも有名なのできっと一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
いきなりこれらを弾くのはかなりハードですが、練習を積み重ねて一曲でも弾くことができればかっこいいですよ。
これらの曲を目標に、こつこつ練習をしていきましょう。