目指せ!美ボディ第6回 生活習慣を改善するには?
痩せたいと思ってもついつい食べすぎてしまう、食後にデザートを食べるのが習慣になっている……。
そんな人はいませんか?
「間食を我慢しなきゃ」と思っていても、それが生活の一部に組み込まれてしまっていると、なかなかやめることができないですよね。
では、この生活習慣を改善するにはどうしたらいいのでしょうか?
今回も京都・烏丸にある西村ボディメイキングスタジオのトレーナー・西村光晶さんにお話をうかがいました!
感情の自己認識をすることが大事
「『痩せたいのに食べてしまう』『過食を直したいけどなかなか直すことができない』という人、多いですよね。
この言葉だけを並べると一見矛盾しているように見えるんですが、実は『痩せたい』という意識と『食べる』という行動の根本はどちらも一緒なんです。
たとえば、お菓子が大好きで毎日食べてしまう人。大好きなものを食べるのって、楽しいし嬉しいですよね。
では、もし自分がダイエットに成功して、お腹が凹んだらどうでしょう?
同じく『嬉しい』『幸せ』と感じると思います。
こうして見ると、お菓子を食べている時の気持ちと、お腹が凹んだ時の気持ちって、なんだか似ていると思いませんか?
人間というのは、自分の快楽のために行動しているんです。お菓子を食べてしまうと『食べちゃった……』と自己嫌悪する人が多いですが、そうではなく、『自分は幸せになるためにお菓子を食べたんだ』と認識するようにしましょう。その認識を持つことで、欲がセーブできるんです。
自己嫌悪に陥る人は、そうすることで自分の行動を正当化している傾向があります。何かを先延ばしにする人――たとえば、運動をしようとしていてもなかなか行動に移さない人も、言い訳をすることが多いですよね。そうすることによって『できなかったこと』を自分の都合のいいように考えているんです。
そのように考えていては、なかなか生活習慣を改善することはできません。
人間の行動において、理由の伴わないものはないんです。『お菓子を食べてしまった、自分はだめだ』と考えるのではなく、『どうしてその行動を取ったのか』という部分をしっかりと認識することが大切です」
モチベーションを維持するには?
「モチベーションの持っていき方には2種類あります。ずばり、『快楽』と『不快』です。たとえばダイエットだったら『きれいになりたい』というのが快楽で、『太りたくない』というのが不快にあたります。
モチベーションがどちらにせよ、やることは同じですが、きちんと最後までやり遂げるためには、圧倒的に『きれいになりたい』というような快楽を目標にすることが大切です。
受験勉強で置き換えてみると、『志望校に合格したいから勉強する(快楽)』と、『お母さんに怒られたくない(不快)』、どちらがうまくいくと思いますか?
後者の場合、もしお母さんがいない環境に置かれた時、勉強をする理由がなくなってしまいますよね。そういう意味でも、『志望校に合格したい』という快楽をモチベーションにする方がいいんです。
モチベーションの維持に重要なのは、自走できるかどうか。すなわち、目標に対して自ら動けるかどうかが重要なんです。
すべてにおいて言えることですが、『こうならなければいけない』『こうしなければいけない』と強迫観念に駆られたように考えるのはNGです。
『太りたくない』を理由にダイエットをするのがだめなのは、ゴールが見えないから。『きれいになりたい」『○kg痩せたい』だと、ゴールが明確に見えるため、モチベーションを維持することができるんです』
生活習慣を変えることはなかなか難しいですが、
・自己認識をしっかり持つこと
・快楽の伴う目標を設定すること
が大事なんですね!
ダイエットでも勉強でも、否定的な感情を持つのではなく、行動の理由と向き合い、前向きな目標を立ててモチベーションを維持するようにしましょう!
西村さん、ありがとうございました!
プロフィール
西村 光晶
パーソナルトレーナー/ストレッチトレーナー
トップアスリート指導の経験を生かし、プロを目指すアスリートや五輪候補選手を指導。
また、シニア世代のリハビリトレーニングも指導し、健康を取り戻したいという思いを実現している。
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