一人暮らしの学生さんは、「飲み水」はどうしていますか？
毎回スーパーで買うのも重たいし、水道水はおいしくない……。
インターネットでペットボトルをまとめ買いしても置き場に困ってしまいますよね。
なるべく安く、おいしいお水を飲む時に思い浮かぶのが「ウォーターサーバー」と「浄水器」。
一体どちらの方がお得なのか？
それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

ウォーターサーバーと浄水器の基本的な違いは？

ウォーターサーバーと浄水器は、どちらも健康的な飲み水を提供するということで共通していますが、その機能性や使用方法には大きな違いがあります。

ウォーターサーバーは専用のボトルに入ったミネラルウォーターを供給する装置で、冷水や温水がボタン一つで利用できるのが特徴。

一方、浄水器は家庭の水道水をフィルターを通して浄化し、より安全でおいしい水を提供します。
浄水器には据え置き型やアンダーシンク型などさまざまな種類があり、それぞれ用途によって選べます。

ウォーターサーバーのメリットとデメリット

メリット

ウォーターサーバーは設置工事が不要で、自身で簡単に配置替えができるため、非常に便利。例えば、「エブリィフレシャス・ミニ」のようなコンパクトなサーバーは、スペースをとらずに設置できるので狭い部屋でも安心です。

 また、ウォーターサーバーを使うことで、いつでも冷水や温水がすぐに利用できるメリットがあります。
これにより、ミネラルウォーターを買い溜めする必要がなくなり、重たい水を運ぶ手間も省けます。
さらに、健康的な水を手軽に摂取できるため、日々の生活の質が向上しやすいのもメリット。
肌荒れの改善や体調の維持にも効果的とされています。

大学生の飲み水消費量は1ヶ月に約12～24Lとされていますが、ウォーターサーバーならばこの範囲で月額約3,000円前後と経済的に利用できます。
この価格帯は、学生の予算に合わせたコスパの良い選択肢と言えます。

デメリット

ウォーターサーバーのデメリットとしては、まず、初期費用や月額料金が発生するため、水道水を使うよりもコストがかかります。
一人暮らしの学生にとって、月々の予算を考える際にはこの点をしっかりと検討する必要があります。

 また、ウォーターサーバー用のボトル交換やメンテナンスが必要。
定期的なボトル購入や交換作業は少々手間に感じるかもしれません。
特に、忙しい大学生にとって、この手間は負担となる可能性があります。

 さらに、都市部の学生寮やアパートでは、スペースの確保が難しい場合もあります。小型のウォーターサーバーを選ぶことはできますが、それでも一定の設置スペースを取るため、狭い部屋では他の家具の配置に影響を与えることがあります。

 最後に、災害時に備えて水のストックを確保しておく必要がありますが、ウォーターサーバーの水はボトルのストック次第で供給が絶たれる可能性があります。
緊急時に備えて、常にボトルを余裕を持って購入しておくことが求められます。

浄水器のメリットとデメリット

メリット

浄水器を使用する最大のメリットは、水道水を手軽に安全で美味しい飲み水に変えることができる点。
特に一人暮らしの大学生にとっては、毎日の飲み水や料理に使う水を手軽に確保できます。
また、浄水器はコンパクトで設置が簡単ですので、狭いキッチンでも問題なく使用できます。
さらに、浄水器のランニングコストは比較的低いことが多く、コスパの面でも優れていると言えるでしょう。

デメリット

一方、浄水器にもデメリットが。
例えば、フィルターの交換が必要で、そのためのコストが発生します。
また、一部の浄水器は取り付けが少し複雑で、水道のタイプによっては対応できないこともあります。
さらに、フィルターの種類や交換時期によって浄水能力が変わるため、管理が必要です。
一人暮らしの学生にとっては、この点が少し面倒に感じるかもしれません。
また、浄水器を使用しても完全に水質が向上するとは限らず、特に不純物が多い地域では体感的な変化を感じにくい場合もあります。

コストの比較

ウォーターサーバーの初期費用とランニングコストを比較してみましょう。
たとえばエブリィフレシャス・ミニのようなモデルでは、初期費用がほとんどかからず設置工事も不要です。
月額の費用は約3,000円前後で、自分で移設することも可能なため、一人暮らしの学生には非常に便利です。

一方、浄水器の初期費用は数千円から数万円程度で、ウォーターサーバーに比べると若干高い場合があります。
ただし、ランニングコストはフィルター交換費用程度であり、水道水を使用するため月額の維持費は非常に低く抑えられます。

コスト面で考えると、ウォーターサーバーの月額料金が約3,000円程度であるため、一人暮らしの学生にとっては経済的に負担が少ないです。
また、いつでも冷水や温水がすぐ飲めるため、料理の時短や夜間の飲み水にも便利です。
このため、ウォーターサーバーは総じてコスパの良い選択肢と考えられます。

しかし、水道水でも問題ないという学生にとっては、浄水器を選ぶことでさらにコストを抑えることができます。
浄水器のランニングコストはフィルター交換費用のみで、初期投資は必要ですが長期的に見ると経済的です。

最終的には、一人暮らしの大学生のライフスタイルや飲む水の消費量によって最適な選択が異なります。
ウォーターサーバーは手軽さと利便性で優れており、浄水器はランニングコストを抑えたい学生に適しています。

自身のライフスタイル、毎日の生活の中でどれだけ水を使うか、予算の範囲内でどれを選ぶかをよく考えて、最適な選択をすることが重要。
快適で健康的な生活を送るために、自分に合った方法を見つけましょう。