長い受験勉強が終わって一息ついたら、「運転免許を取りたい」と考える人も多いんじゃないでしょうか。最近では運転免許必須の会社も増えているほど、運転免許証の需要は増えています。
免許を取るのはいつがベストなのか?かかる期間は?
今回は運転免許についてまとめてみました。
大学生のうちに運転免許は取るべき?
結論から言うと、取った方がよいでしょう。
上記のように、最近では運転免許証が必須の会社も増えており、就職活動中は支障がなくても、「入社までに取っておくこと」と言われることも少なくありません。
また、社会人になるとなかなか自由な時間がないため、学生時代に取っておけばよかった……と後悔している人も多いです。
以前、「一人暮らしでも車は持つべき?」
という記事でもご紹介しましたが、やはり運転ができるとそれだけ活動範囲が広がります。
ちょっと遠方に友達と遊びに出かけたり、大きい荷物を運ぶ時なども、車があると便利でしょう。
どの時期に取るのがベスト?
マイナビ学生の窓口調べによると、運転免許を取る時期で多いのは以下の通り。
1位 大学1年生の夏(6月~8月) 146人(21.6%)
2位 高校3年生(大学入学前)の春 101人(14.9%)
3位 高校生の時 63人(9.3%)
4位 大学1年生の冬(12月~2月) 59人(8.7%)
5位 大学1年生の秋(9月~11月) 57人(8.4%)
6位 大学2年生の夏(6月~8月) 54人(8.0%)
7位 大学2年生の春(3月~5月) 51人(7.5%)
8位 大学1年生の春(4月~5月) 45人(6.7%)
9位 大学2年生の冬(12月~2月) 22人(3.3%)
10位 大学2年生の秋(9月~11月) 21人(3.0%)マイナビ学生 より引用
こうしてみると、「高校生の時」という回答を除くと大学1、2年生の時期に取っている人が多いことが分かります。
一番多かったのは「大学1年生の夏」。無事大学に入学し、生活にも慣れ始めた頃に取る人が多いです。大学生の夏休みは約2ヶ月と期間が長いのも理由の一つでしょう。
春だと高校生が多く混雑する、4年生になると就職活動が忙しくなり取る暇がない……という意見もあるため、この時期に一気に取るのがベストでしょう。
運転免許を取得するにはいくらかかるの?
合宿取得のマイライセンスによると、
①「通学免許」
・閑散期(4~7月中旬、10月~1月):19万~24万円位
・繁忙期(7月下旬~9月、2月~3月):23万~38万円位
②「合宿免許」
・閑散期(4~7月中旬、10月~1月):17万~22万円位
・繁忙期(7月下旬~9月、2月~3月):21万~34万円位
③「一発試験」
・5万円~合宿取得のマイライセンス より引用
となっています。
※地域差があるので、詳しくは各教習所のホームページ等で確認してください。
「一発試験」とは、教習所に通わずに一発で運転免許試験を受験することですが、こちらを選択する人はほぼいません。
大半の人は教習所に通い、必要な知識、技術を取得してから試験に臨みます。
そして、教習所への通い方は通学か合宿かの2パータンあります。
ここからは、この2つを詳しく見ていきましょう。
通学免許
自宅から通い、入学から卒業までスケジュールを自分で組んでいくスタイルです。
シーズンの場合、免許取得に2ヶ月以上かかりますが、その分自分の都合を優先しやすく、学校に通いながらでも免許を取得することができます。
定員などもないため、好きな日から入校することも可能。
ただし、シーズン中は自分の希望通りに教習を受けることが難しくなることもあり、手間と時間がかかってしまいます。
合宿免許
合宿免許とは、その名の通り合宿をして免許を取る方法です。
普通MT車の最短日数は17日間(16泊17日)、普通AT車の場合は、15日間(14泊15日)で卒業となり、通学するよりも非常に短い期間で免許が取得できるシステムになっています。また、費用も教習所通いに比べて安く抑えられるのもポイント。
ただ、短期間で行う分かなりの集中力が必要になります。その期間はアルバイトや友達と遊ぶ予定も入れられないことにも注意が必要です。
通学免許と合宿免許、どちらもメリット・デメリットがありますので、自分の生活スタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
ATとMTって?
教習所に入る際決めなければならないのは、AT車限定の免許と、MTも運転できる免許どちらを取るかということ。
ATとはオートマチック車のことで、クラッチペダルがなくギアチェンジが簡単な車のこと。
MTとはマニュアル車のことで、クラッチペダルがある車のことです。
MTは車好きの人が多く取得します。最近は普通自動車の多くはAT車ですので、AT車限定の免許だけでも不自由はないでしょう。
どんなことを学ぶの?
教習所では学科教習と技能教習の二つを受講する必要があります。
どちらも第一段階、第二段階があります。
学科教習は座学で、第一段階では自転車を運転するのに必要な交通ルールやマナーなどの基礎知識を学び、第二段階では交通事故防止や高速道路での運転、応急救護措置などより専門的な知識を学びます。
技能教習は実技のことで、第一段階では教習所内で、そして第二段階では実際に道路に出て運転をします。
どちらも第一段階が終わった時点で修了検定(運転の試験)を受け、それに合格すると仮免許学科試験が受けられます。
そして仮免許学科試験に合格すると、仮免許証が交付されます。
第二段階の技能と学科が全て終わると、卒業検定(運転の試験)が受検でき、卒業検定に合格すると卒業証明書が交付されます。
その後免許センターにて学科試験を受験し、合格すれば見事運転免許証を取得できます。
今の時代、みんな当たり前のように車の運転をしていますが、運転免許を取るには一筋縄ではいきません。
時間も労力もお金もかかりますので、自由に使える時間を無駄にせず、早いうちに運転免許を取得しましょう。