2019.11.30 Knowledge

大学生の一人暮らしで車は持つべき?メリットやデメリットを紹介

大学生の一人暮らしで車は持つべき?メリットやデメリットを紹介

大学生になると、「車がほしいなぁ……」と思う人、結構いるんじゃないでしょうか?
特に、住む場所の交通の便がよくなかったり、大学までの距離が遠かったりすると、車がほしくなりますよね。
実家住まいの人は親の車を借りることもできますが、一人暮らしだとそういうわけにもいきません。
一人暮らしの大学生は車を持つべきなのでしょうか?
メリットやデメリットは?
今回は、そんな疑問にお答えします!

大学生がよく使う交通手段とは?

マイナビ学生の窓口によると、大学生が通学に使う交通手段は以下のようになっています。

バス……32人(11.6%)
鉄道……139人(50.2%)
自家用車……20人(7.2%)
オートバイ……12人(4.3%)
自転車……46人(16.6%)
その他……28人(10.1%)

マイナビ学生の窓口 より引用

やはり鉄道を用いている人が50.2%と最も多く、約半数を占める結果になりました。
これを見ると、自家用車で通学している人は7.2%!
決して多くはないですが、オートバイよりも多いのは意外な感じがしますね。
自転車通学の人は16.6%ですが、京都はあまり鉄道が発達していないので、自転車を使う学生が多いイメージがあります。

また、同調査では通学時間についても記載されています。

最短:1分
最長:180分
平均時間:51.6分

マイナビ学生の窓口 より引用

1分というのは短すぎるかもしれませんが、平均は1時間ほど。
180分となると、毎日通学するにはつらいですよね。

大学生のうちに車を持つことのメリット

通学が楽になる

大学の近くに住んでいる場合はいいですが、大学までの距離が遠い場合、交通機関を使うよりも車を使う方が断然楽になります。
特に都会だと電車が満員だったり、遅延が多かったり……。
最初は頑張れるかもしれませんが、それが毎日続くとストレスがどんどん溜まってしまい、大学に行かなくなる……という人も多いようです。
車で行けば発車時刻なども気にする必要がありませんし、暑さや寒さによる不快感を抱くこともないので、気分良く大学に通うことができますね!

ただし、大学によっては車通学の許可がいる大学があるので要注意。
車を買う前に、しっかり確認しておきましょう。

行動範囲が広がる

電車やバスなどの交通機関を使ってももちろん移動は可能ですが、マンションが駅まで離れていたり、交通機関を何回も乗り継いでいかなければいけないところだと、なんとなく気が引けてしまいます。
そんな時車を持っていると、ちょっと遠い場所でも気軽に行くことができますよね。

また、大学生になると大人数でバーベキューをしたり、旅行に行く機会もぐんと増えます。
車があれば大きな荷物を運ぶにも便利ですし、電車で行きづらい場所にも楽々行くことができるので、行き先の選択肢がぐんと広がります。

買い物が楽になる

大きな買い物をする時、自転車や徒歩、交通機関を使うとなると運ぶのがしんどいですよね。
スーパーでの買い物も、お米や飲み物を買うと重たくて大変です。
天気の悪い日は傘を持たなければ行けないから、ちょっとした買い物もいやになりますよね。
また、ホームセンターなどで家具や家電などを買う時も、車がなければ持ち帰ることができず、配送料がかかってしまいます。
そんな時、車があれば大きなものも楽々運べるので、日頃の生活が楽になりますよ。

交通費が節約できる

交通機関を使うと、どうしてもかかってくるのが交通費。
1日の支出は大したことがなくても、それが1週間、1ヶ月、1年……と続くと、結構バカにならないものです。
車だったらガソリン代はかかりますが、交通費がだいぶ節約できるので楽チン。
普段の移動だけでなく、帰省の時にも新幹線の代わりに車を使えば、新幹線代をぐんと抑えることができます。

車を持つデメリット

購入時の支出が大きい

交通費が浮くとはいえ、車を購入する時には膨大なお金がかかりますよね。
どれだけ安いものでも数十万、新車だと100万以上かかってしまいます。
長く使うものだとはいえ、学生のうちにこれだけ大きな買い物をするのはかなり勇気がいりますし、何よりもかなり家計に負担がかかってしまいます。
車を購入する場合、両親が一括で払ってくれるのならいいですが、基本的にはローンを組むのが一般的です。
では、大学生でもローンは組めるのでしょうか?
がっつりアルバイトをしていたり、月々の返済額が払える範囲内であると判断された場合は可能ですが、販売店によっては学生がローンを組むことをおすすめしないところもあります。
また、親権者の同意と保証人も必要になりますので、決して容易ではありません。
一人暮らしの場合月々の家賃の支払いもありますので、事前に自分の収支をしっかりと把握するようにしましょう。

維持費がかかる

車を購入する時にかかる費用は、車本体の購入額だけではありません。
それは、車を維持するためには、さまざまな費用がかかってきます。

駐車場料金

一人暮らしで車を持つ場合、まずは駐車場付きの物件に住むことが必要十分条件。
そして駐車場代金は1〜3万円が相場です。

ガソリン代

ガソリンが1Lあたり150円・年間5000km走行するものとして、1年間のガソリン代を算出してみると、

軽自動車(15km/L)…50,000円
普通車 (10km/L) …75,000円
大型車 (6km/L) …125,000円

常陽銀行 より引用

ガソリン代はあまり意識することがないかもしれませんが、いざ自分で払うとなると額が大きいですよね……。

車検代

車検の代金は2年に1回必要となります。
車検の費用は車検基本料と法定費用に分けられます。車検基本料は車種や車の状態、依頼業者などによっても違うので全体でいくらかかるか一概には言えませんが、車種によっては20万〜30万円の車検代がかかる場合もあります。
 

税金

毎年4月1日の時点で車を所有している場合、自動車税を支払わなければなりません。
自動車税の税額は、自動車の種類(普通・小型・大型特殊・小型特殊)、用途(乗用・乗合・貨物・特殊用途)、排気量などにより決められています。
自分が買いたい車種にどのくらいの税金がかかるのか、事前に調べておくといいでしょう。

保険料金

車に関する保険には、「自賠責保険」と「任意保険」があります。
「自賠責保険」は自動車損害賠償法(以下、自賠法といいます)に基づき契約が義務付けられている「強制保険」であるのに対して、「任意保険」は任意に契約することができる保険です。
任意といっても、やはり車を運転するならば任意保険にも入っておいたほうがいいでしょう。

価格.comの調査によると、年間5万円未満の保険料を払っている方が全体の約53%となっている一方で、年間9万円以上の保険料を払っている方も約11%。
保険料の基準は車種や補償内容で異なりますが、車両保険のあり/なしで大幅に金額が変わってきます。

車両保険なしの保険料例
[軽自動車] ¥18,873 ~ ¥62,281
[コンパクトカー] ¥12,817 ~ ¥64,582
[ミニバン] ¥12,674 ~ ¥43,528
[SUV] ¥12,695 ~ ¥70,127
車両保険ありの保険料例
[軽自動車] ¥24,170 ~ ¥101,614
[コンパクトカー] ¥18,997 ~ ¥126,175
[ミニバン] ¥18,558 ~ ¥177,103
[SUV] ¥20,612 ~ ¥208,104

価格.com より引用

事故に注意しよう!

一人暮らしですと、金額ももちろんですがやはり不安なのは事故!
免許取り立てで自動車の運転にも慣れていない場合、ひとりで運転をする機会が多いとかなり危険です。
特に車通りの多い地域や交通事故の多い地域は、免許を持っているからといってむやみに運転をしない方がいいかもしれません。
運転をする場合は、車通りのない場所で両親や知人に協力してもらいながら練習をするのがいいかもしれません。

まとめ

車を持つメリット
通学が楽になる
行動範囲が広がる
買い物が楽になる
交通費が節約できる
車を持つデメリット
購入時の支出が大きい
維持費がかかる

いかがでしたか?
一人暮らしで車を持っているとメリットも多いですが、月々の支出が増えて家計が苦しくなるデメリットもあります。
車を購入する時は、家族の意見もよく聞きながら、しっかりと考えるようにしましょう。

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