辛い受験勉強を乗り越えて、4月からは憧れの大学生!
期待も大きいけれど、それと同じくらい不安もありますよね。
親元から離れて一人暮らしを始める人は、なおさら心配事が多いと思います。
今まで家族がやってくれていた料理や洗濯、掃除、買い物なども、これからはすべて自分で行わなければいけません。
今回は一人暮らしのメリット・デメリットについてご紹介します!
大学生から一人暮らしを始める人ってどれくらい?
の調査によると、大学生から一人暮らしを始める人は全体の約37パーセント。「大学の寮」「大学以外の寮」に住む人を含めると、親元を離れて生活する大学生は約4割ほどになります。
大学生が一人暮らしを始めるメリット
大学までの距離が近い
1番はやはり通学時間。自宅近くの大学に進学するなら問題ありませんが、自宅と大学が離れていると、通学だけで疲れ切ってしまいます。
大学生になるとサークルや部活動、アルバイトなどで夜遅くなる場合がありますが、自宅と大学が離れていると、最後までサークル・部活動を行えなかったり、夜遅いアルバイトができなかったり……と、行動に制限がかかることも。
また、友達とご飯に行く時も、電車の時間を気にして思い切り楽しめないのは辛いですよね。
ですが、大学の近くに住んでいればそんな心配はご無用。思う存分サークル・部活動・アルバイトに精を出したり、時間を気にせず友達と遊ぶことができます。
また、大学と自宅の距離が離れていて、気づけば講義に出席しなくなった……という話もよく聞きますが、大学がすぐ近くにあれば、講義をサボることもなくなります。
部屋を好きなようにコーディネートできる
家族と一緒に暮らしていると、「この本棚がほしい!」「この絵を飾りたい!」と思っても、親の同意が必要になることが多くあります。
だけど一人暮らしなら、家具を選ぶのも配置を変えるのも、決めるのは自分自身。
自分好みの空間を作ることで、居心地のいい環境で過ごすことができます。
・いつでも人を招ける・お泊まりできる
家族と一緒に暮らしていると、友達を家に招くのも少し気を遣いますよね。
もっと友達と遊んでいたい!と思っても、夕飯の時間になってしまい、友達に帰ってもらわなければいけなくなったり、逆に友達の家に泊まりにいく時も家族の許可が必要だったり……
大学生になったなら、なおさら親には干渉されたくないものです。
ですが、一人暮らしなら家族に配慮する必要もなければ、許可を取る必要もありません。
自由に友達と遊べるのはとっても楽しいですよね。
気を遣わなくていい
たとえば誰かと電話をする時、近くに人がいると話し声を小さくしなければいけませんよね。
一人暮らしではそんな気遣いは不要。
好きな時に電話ができるし、見たいテレビ番組だって見られます。
お風呂に入る時間も、寝る時間だって自分次第。
毎日の食事メニューを自分で決められるのも、ひとり暮らしのメリットと言えます。
睡眠を邪魔されない
休日の朝にゆっくり寝ていると、「いつまで寝てるの!」と家族に起こされたことはありませんか?
でも、一人暮らしなら好きな時に好きなだけ寝ることができます。
逆に、どれだけ夜更かししていても怒られる心配もありません。
その分、朝に起こしてくれる人もいないので、講義やアルバイトに遅刻しないよう気をつけましょう。
急な予定を入れられる
高校時代、バイトや部活が予想外に長引いてしまったり、友達と突然ご飯に行くことになったり……。
そんな時にいちいち家族に連絡するのって、ちょっとめんどくさいですよね。
しかも、せっかくお母さんが作ってくれた夕飯をむだにするのも気が引けてしまいます。
だけど一人暮らしでは、予定を決めるのは自分自身。
誰かに連絡をする必要もありません。
一人暮らしのデメリット
家事がめんどくさい
一人暮らしで一番辛いのが家事。
今までは家族がやってくれていた買い物や料理、掃除や洗濯を、すべて自分一人でやらなければいけません。
たとえば醤油や塩こしょうなどの調味料も、トイレットペーパーや洗剤などの消耗品も、今までは家族が買ってきてくれたため、「そこにあってあたりまえ」だったんじゃないでしょうか?
だけど一人暮らしでは、そんな細かいものまで買うのはすべて自分。
食事だって自分で用意しないといけないし、洗濯も自分でしないと、着る服がなくなってしまいます。
家事が得意な人はいいですが、一人暮らしをして初めて家事を行う人は一苦労。
家族のありがたみを知ることになります。
病気になった時に大変
急な体調不良になった時、今までは家族が病院に連れていってくれていたんじゃないでしょうか?
あたたかいおかゆを作ってくれたり、氷枕を替えてくれたり……。
だけど、一人暮らしでは誰も看病をしてくれません。
熱があっても吐き気がしても、自力で病院に行かなければならないのです。
冷蔵庫に何もなかったら、体調不良でも食べ物を買いに外に出なければいけないし……。
一人暮らしだと、病気になった時はかなり辛い思いをしなければいけません。
いざという時に困らないためにも、日頃から病院の位置を把握したり、薬や体温計を常備しておくことが大切です。
災害の時心細い
病気と同じくらい大変なのが、地震や台風などの災害が発生した時。
家族と一緒なら心強いですが、一人だとパニックになる可能性も。
日頃からハザードマップを確認したり、非常用グッズを揃えておくようにしましょう。
また、何かあった時に家族と連絡が取れるよう、災害掲示板などの連絡手段を決めておくといいでしょう。
一人暮らしにかかる費用ってどれくらい?
次は、費用について見ていきましょう。
一人暮らしにかかる費用は、初期費用だけで
・引越し代
・敷金・礼金
・家具・家電購入代
そして、毎月かかる費用としては
・家賃
・水光熱費
・通信費
・食費
・娯楽費
などです。
これだけでもかなり支出が多いことが分かりますよね。
詳しいことはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
一人暮らしの家賃の平均
大阪・京都の主要エリアにおけるひとり暮らしの家賃相場は以下のとおり。
・大阪市中央区(難波周辺) 5.5万円
・大阪市北区(梅田周辺) 5.6万円
・京都市下京区(京都駅周辺) 4.8万円
・京都市左京区(京都大学・同志社大学周辺) 4.2万円
・京都市中京区(立命館大学衣笠キャンパス周辺) 4.5万円
SUUMO より引用
一人暮らしの大学生は仕送りどれくらいもらってる?
(https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html
)によると、
大学生の仕送りの平均は約7万円。関西の平均家賃を考えても、大体月々の家賃代+水光熱費分くらいでしょうか。
やはり、自分の洋服代や交際費はアルバイトでまかなう必要がありそうです。
・大学生の一ヶ月の食費の平均
ちなみに、一ヶ月にかかる食費の平均は、同調査で約25,000円。
大学生になると外食も増えるため、結構な支出額になってしまいます。
まかないが出るアルバイトをしたり、なるべく自炊をしたりすることで、食費を抑える工夫をするといいでしょう。
一人暮らしにおすすめの間取りはどれ?
一人暮らしにおすすめの間取りは「ワンルーム」か「1K」。
「1K」とは「1ルーム+K(キッチン)」の略で、ワンルームとの違いはキッチンと居室がドアで仕切られているかどうかという点です。
また、ユニットバスかセパレート(トイレ・風呂が別)かどうか、部屋の向きは南向きか、収納スペースはあるか、などもしっかり考えて部屋を選ぶことが大切です。
大学合格から入学までは短期間になりますが、慌てずじっくり部屋を選びましょう。
大学生が一人暮らしを始める時の注意点
体調管理をしっかりする
一人暮らしで1番心配なのが、体調面。入学などで環境も大きく変化をすると、知らず知らずのうちに緊張状態が続き、疲労が溜まっていくものです。
それに加えて、食事も自分で用意しなければならないし、勉強に加えて掃除、洗濯などやることがてんこ盛り。
体調を崩して入院をしないためにも、日頃から無理をしないことが大切です。
万が一の時のために、近くの病院をしっかりと把握しておきましょう。
災害時に備える
体調と同じくらい気をつけてほしいのが災害時。最近では台風や地震も多く発生していますよね。
そんな時にパニックにならないためにも、災害時の避難所や家族との連絡方法をしっかりと把握しておきましょう。
水や非常食なども準備しておくことが大切です。
お金の管理をしっかりと
上記のように、一人暮らしを始めたらぐんと支出が増えます。親からの仕送りに頼りすぎないように、日頃からお金の管理はきちんとしましょう。
家計簿をつけて毎月の収支を管理する他、アルバイトをして収入を増やすことも大切です。
いかがでしたか?
一人暮らしは楽しいこともたくさんありますが、その分大変なこともたくさんあります。
有意義な大学生活が送れるように、メリット・デメリットをしっかりと把握しておきましょう。